Orchestrion

Posted on 2009年11月04日 | コメント (0) | トラックバック (0)

パット・メセニーが来年の早々 1/27 に新作をリリースするようです。
楽しみですねー。でも PMG 名義ではないので、"Zero Tolerance for Silence" みたいである可能性もあります。とにかく、まずは情報収集です。

公式サイトに該当プロジェクトに関する声明 (?) が掲載されていました。今年の 7 月に書かれたもののようですので、すでに録り終わってるのでしょうか。

http://www.patmetheny.com/orchestrioninfo/

翻訳モノですが、読んでみるとパットのソロ作品であるようです。ミュージシャンとしての参加もパット一人のように読めます。しかし 19 世紀から 20 世紀初めに存在していた音楽装置 "Orchestrions" を引き合いにしています。ギター・アルバムではないようですね。
僕の個人的な予想ですが、MIDI 等、コンピュータをフルに使った、"Secret Story" のようなオーケストラ作品をなのではと予想してます。もし正解ならば、これはかなり楽しみな内容です。
さらに、該当プロジェクトでツアーもやると言っています。"Zero Tolerance~" のような内容では無さそうですね。"Song X" ではツアーをやりましたが、ああいうソロだとしたらツアーはやらないでしょう。バリトン・ギターでのソロ・アルバムをリリースした時もツアーはやらなかったんじゃないかな。確か。

ところで、端々でエンジニアの名前が出てきますが、その中に Eric Singer という人の名前が出てきます。KISS のピーター・クリスの後に入ったドラマーの方と同一人物なのでしょうか。

FLY OVER THE HORIZON

Posted on 2009年09月30日 | コメント (0) | トラックバック (0)

Azymuth の Fly Over The Horizon がヘビロテです。

僕はこの曲は知らなかったのですが、厳密に言えば、知ってなきゃおかしい曲でした。メロディもリズムも全く覚えはないのですが、強烈に懐かしさを感じます。荒井由美の「中央フリーウェイ」と同じぐらい。

10 月にやるライブ用に作った "(Night View From) Quiet Place" という曲があるのですが、特にどういった曲を真似て作ったわけではないのですが、自然とこの曲に似てしまったようです。
染付いたものはなかなか取れないのですね。

Verve top 5

Posted on 2009年07月04日 | コメント (0) | トラックバック (0)

もはや勢い。
すんごくリリースされたディスクが多いので絞れないかも、、、、、と思ったんだけど、知識が少ないからかえって絞れた。Verve ったらコレだよなぁみたいなことを考えたら、ぽろぽろ出てきた。
ブレッカーやハンコックが所属しだした最近の Verve は外そうかなと思ったけど、BN top 5 でノラ・ジョーンズを入れてるぐらいだから、ここでも考慮すべきと思い、対象にしてます。

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No.1
Oscar Peterson
We Get Requests
Verve レーベルで最も Verve らしいミュージシャンというとオスカー・ピーターソンだよなと思って、その中でも最も良く聴きます。何しろ、一番最初に思いついたのがこれなんだもの。

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No.2
Stan Getz & Joao Gilberto
Getz/Gilberto
これも Verve だよねぇ。

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No.3
Charlie Haden & Pat Metheny
Beyond The Missouri Sky
入れるかどうか迷ったんだけど、内容がやっぱり Verve 。
新生 BN に絡めて各種レーベル合併後の新生 Verve っていう言葉があるなら、それ以降にリリースされた歴史に残るディスクだと思う。Verve の宝だと思うけど、言い過ぎ?

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No.4
Courtney Pine
Modern Day Jazz Stories
たぶん他の人が Verve ベストを作っても絶対ランクインしないと思うけど、僕の中では絶対ランクインします。僕はコートニー・パインを高評価してます。
クラブ・ジャズとリアル・ジャズは全く別モノだけれど、もし同じジャズの括りで考えるなら、どちらにもリンクできる鎖みたいなディスク。95年リリースなので古さは否めないけど、この年に二十歳以上だった人なら、当時の音楽シーンを振り返ってフィルターして聴くと、凄さを認識できると思う。ハンコックの"Future 2 Future"が出たのが00年か02年だったから、それより5年前に同じようなことを完成させているわけで、大変な意欲作だと思うんだけど。

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No.5
Ben Webster
Soulville
初めて買ったジャズのディスクがこれなのねー。うーん Verve。


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以下、次点。

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Charlie Parker
Now's The Time
パーカーの代表盤として、録音の良さも含めて考慮するならこれだよねぇ。パーカー、外せますか?あなた。
今の、ジャズ研一年に無理やりコレを聴かせても、PEZ 世代じゃ無理だよな。ラップ・ミュージックが好きなヤツの方がまだ馴染むんじゃないか。

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Wynton Kelly Trio + Wes Montgomery
Smokin' At The Half Note No.2
ストリングスが入ってたりしてちょっと編集汚れしてるけど、レーベルを代表する熱っついライブ盤だ。ウィントン・ケリーが凄くカッコイイ。レッド・ガーランドは嫌いだけどウィントン・ケリーは大好きなんだ。
If You Could See Me Now が入ってるので、No.2 にしてます。

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Herbie Hancock
The New Standard
僕ぐらいの世代だったら影響を受けた人、凄く多いんじゃないかと思う。でもこれをマネする人はほとんどいなかった。みんな古来からのスタンダードをこなすだけでツブれるんだよな。あるいは、スタンダードではない曲をここまでアイデア豊富にやりこなすってのがとても難しいということだ。
知る限りではハンコックとブレッカーの公式な共演アルバムってこれが初めてだと思う。(ジャコのワード・オブ・マウスのクライシスは除く)。海賊版でこれ以前のものを聴いた際はぜんぜん親和性がなくて、ダメなのかななんて思ってたら、これを聴いてびっくりした。どっちが変えたのかな。

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Blossom Dearie
Blossom Dearie
最近知ったんだ、かわいいだけじゃないハードエッジな人だっていうの。ジャズ・ヴォーカルに疎いと自認する人は、これとカーメン・マクレエの American Song Book がオススメ。
このディスクも考えようによってはクラブ世代とそれ以前のジャズ・ファンとをつなぐ鎖みたいなところを感じる。クラブ世代は音楽を作るということについて哲学すべきで、ジャズ・ファンはたまには表参道を歩いてみる方がいいと思う。

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こうやってみると、Verve の特徴って、ジャズの特性をガッチリ把握して、ジャズらしいアルバムを堅実にリリースしているところだと思う。でもこれは常識だよね。すみません。

なんとなしだけれど BN の方がビジュアルも含めて "ホンモノのジャズ" という空気をかもしているような気がするのだが、Verve の方がエンタテイメント性があるので、これもやっぱりホンモノのジャズだ。
ジャズを実際に演奏していると東のジャズに比べて西のジャズがちょっと軽く見がちだが、味わいが違うだけで良質であることに変わりが無い。どんなにテクニカルに聞こえてもミュージシャンにオリジナリティがあるかどうかが重要だと思う。

不思議なのは、BN のディスクについては BN のディスクだということを意識するのだけど、Verve の場合、それがほとんど無いところだ。

ECM top 5

Posted on 2009年06月27日 | コメント (0) | トラックバック (0)

前に BN レーベルでマイベスト 5 を書く日記を書いたら面白かったので、ECM マイベスト日記を書く。
よく考えたら、チックとキースとメセニーとその他を少数を持ってるだけだけど、ここ数年、メセニーで体が出来ているので、まあいいかなと。
さらに、ECM はヨーロッパのレーベルなんで自分としては仕方ないような気がします。だってクラヲタなんだもの。

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[No.1]
Chick Corea & Gary Burton
Crystal Silence
まだ10代の僕がジャズを意識した一番最初のアルバム。オーソドックスなジャズとはとてもかけ離れたアルバムだけれど、それでも初めてジャズを知ったのがこのアルバムでした。
アルバム・タイトル曲における音世界は、今でも惹かれます。クラシックやミニマリズムではなく、あくまでもジャズの手法で表現された「静寂」は、限りなく透明に近いブルー、あるいは、限り無く 0 に近い厚さを持った3次元。
究極の美にはいかなる表現を当てはめても表現しつくすことが出来ない、という哲学がありますが、「ここに美しいものがある」と一言で語ってしまった方が、逆に際立つのと同じです。

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[No.2]
Keith Jarrett
tribute
僕のチック・コリア全盛期を打ち砕いたのがこのアルバムでした。冒頭の Lover Man のイントロ 2 小節で完全にノックアウトされました。
正直、現在の自分の形成につながっているので、"Crystal Silence" と迷いましたが、歴史を重んじて、あえて 2 位にしています。

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[No.3]
Keith Jarrett
at Deer Head inn
学生時代はキース・フリークだったことを、ここにカミングアウトしますが、キースの諸作で一番好きなのが、このアルバムです。
他のトリオ作と最も違う点、それは正座しなくても聴けることです。このアルバムは、キースにとって言わば里帰りライブですが、いつものホールでのコンサートのようにスタインウェイ・ハンブルクを持ち込んだりエアコンのノイズに文句を言ったりしたかどうかわかりませんが、そういう要求をしていないように思える生々しいライブです。1 曲目の Solar が終わったとき、カチャンというグラスが当たる音がするんですよね。

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[No.4]
Pat Metheny
80/81
メセニーのアルバムでナンバーワンを挙げるなら、迷わず "still life (talking)" ですが、ECM で括るならこれです。ウチのかみさんのフェイバリットでもあります。
アルバム製作当初、ロリンズとボブ・バーグにオファーを出したが何らかの事情で NG になったという話がありますが、もし実現していたらどういうアルバムになったのか興味があります。ボブ・バーグもブレッカーももうこの世にはいませんから、せめてロリンズとの共演アルバム、あったらいいのになと思います。ロリンズがやる 80/81 なんてねぇ。想像しただけで良いじゃあないですか。

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[No.5]
Paul Bley
Open To Love
ポール・ブレイはジャズ・ピアノ界の宝です。このハイパー・モダニストのおかげで、ジャズ・ピアノの表現の幅が格段に広がりました。ピアノなのにコードから開放されており、それでも美しい。
ただし、ピアニストとしてこのアルバムは持つべきアルバムですけど、たくさん聴かない方がいいです。聴きすぎるとピアノが下手になります。良い子はマネしないで下さい。スタンダードが弾けなくなっても知らないよぉ。

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以下、次点です。

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Pat Metheny
Rejoicing

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Keith Jarrett
Dark Intervals

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Keith Jarrett
Concert (Bregenz Concert)

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Marc Johnson
Bass Desires

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Chick Corea
In Concert (Zurich, October 28, 1979)

やっぱ ECM って良いアルバムが多いなぁ。PMG やる前のメセニーなんか本当にフレッシュだし、ECM 時代のメセニーはやっぱ初期メセニーに良さがあるよなぁ。Rejoicing のようなトリオがピアノで出来たらなぁっていつも思う。
キースのソロもケルンよりブレゲンツの方が楽しくて良いよなぁ。マイナーなだけでちっともマニアックなソロじゃないし。Dark Intervals はマニアックかもしれないけど、本人が「これはジャズじゃない」って言っちゃてるからしょうがないよね。ジャズという括りで載せちゃいけないんだよね。
マーク・ジョンソンのベース・デザイアーズも、NY のパンキッシュなフリーと、ビル・エヴァンスを繋ぐ鎖みたいなのもので、、、、、要は今の自分のフェイヴァリットになってる。
チックとゲイリー・バートンの 79 年のライブ盤も、1 位のクリスタル・サイレンスと同じノリでそれはもう聴いた聴いた。このアルバムを松本のエオンタみたいにピアノの音が凄く綺麗なジャズ屋で聴いたときは嬉しかった!。

BN top 5

Posted on 2009年06月20日 | コメント (0) | トラックバック (0)

マイミクが BN レーベルでのマイベスト 5 を挙げる日記を書いていたので、ちょっとマネてみます。

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[No.1]
Sonny Rollins
Night At Village Vanguard
昔から僕のことを知ってる人ならご存知だと思いますが、僕がジャズを好きなのはこのディスクを高校生の頃に聴いたからです。でなければ、もっとマトモな人間になっていたか、クラヲタになったか、水槽をやり続けていたんじゃないかと思います。それぐらい人生を変えた一枚。

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[No.2]
Art Blakey
A Night At Birdland
→ なんでかわからないけど、とにかくこのディスクを良く聴きます。特に休日の朝。僕が所有している BN のアルバムで最も聴いているかもしれません。コレを聴くと元気が出ます。

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[No.3]
Candy
Lee Morgan
→ これもよく聴きます。ソニー・クラークの抑揚があるフレーズがとにかくかっこいい。ジャズはリズムだよなぁと著しく感じたのはこのアルバムを聴き始めた頃からだと思います。

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[No.4]
Holly Cole
Temptation
→ ずいぶんと人気が無いアルバムのようで中古屋でも実によく見ます。しかし、大好きなアルバムです。
それまでのクリーンなホリー・コールのアルバムとも違うし、サウンドもトム・ウェイツっぽくありません。中途半端な作品かもしれないですが、アメリカン・ルーツ・ミュージックに対してアメリカ人じゃない人が向かっていった作品ですので、僕のようなそっち方面に憧れる人にいいのかもしれません。

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[No.5]
Feel Like Home
Norah Jones
→ これの一つ前のアルバムまでは、特にどうとも気にしていなかったノラ・ジョーンズですが、リリースされた当時、なんか流行りモノを聴きたくなって購入したところ、妻が気に入って、それにつられてベストに入るほどによく聴くアルバムとなりました。
このアルバムを聴かなかったら、今のバンドをやっていないと思うのは、微妙にナイショです。

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僕がジャズを聴き始めた頃は、まだバブルが崩壊していませんでしたし、ちょうどジャズ聴きたてのなんでも吸収する時期でした。Mt. Fuji Jazz Fes. がたまらなく面白かった頃で、TV で放映されたものを見てはずいぶんと感動した覚えがあります。
そんなわけで、新生ブルーノートのアルバムも挙げようかと思ったのですが、例えば George Adams の "America" とか "Nightingale" なんか好きですけど、それほど聴きません。あの辺りのアルバム群は良いっちゃあ良いんだけど、ノスタルジアに浸る目的でしか聴かないなぁ。
とはいえ、George Adams が最後にリリースした "Old Feeling" というアルバムがあるのですが、これが欲しくて欲しくてしょうがありません。だけど、こないだ Amazon で見たら \7000 ぐらいしてて困ってます。どっかの気の利かない中古屋で、ポロリと \500 ぐらいで売ってそうなアルバムなんだけど。世間的に再発を強く望まれるアルバムでもないと思います。だってジョージ・アダムスなんだもの。

日記を書くにあたり、BN のどんなアルバムをよく聴いたかなぁと思ってリストしてみたのですが、ベスト 5 に入らなかったアルバムもあります。

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Bill Evans / Jim Hall
Undercurrent

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Chick Corea
Now He Sings, Now He Sobs.

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Don Grolnick
Weaver Of Dreams

あー、どれも良いなぁ。チック・コリアなんか、今はそんなに好きじゃないピアニストの No. 2 ぐらいなんだけど、ジャズ聴き始めの頃はよく聴いたなぁ。それもアコースティック・トリオじゃなくて、ヴィトウス入りこのアルバム。1 曲目の Matrix とか、今でもやりたいもんなぁ。
ドン・グロルニクのこのアルバムも Nothing Personal を 4 管でやってて凄いかっこいい。
エヴァンスとジム・ホールのアルバムも懐かしいな。高校生ぐらいの時、新宿のモアビル 4F にあった New Dug に行ってた頃を思い出します。まだ酒を覚える前の、何かオトナに憧れていた甘酸っぱい時代。

話の流れ的には、エルヴィンのライトハウス・ライブも挙げるところだけれど、ようやくモテる男になったのに、まだ最後までガチで聴けてないので、あえて外しました。そんな中途半端な状態でベストに挙げるわけにはいかないです。

Gary Bartz と James Spaulding

Posted on 2009年05月31日 | コメント (0) | トラックバック (0)

先日よりの Lighthouse の話もあって、Gary Bartz を久しぶりに聞いたら、James Spaulding を聴きたくなった。
フレディとリー・モーガンのガチバトルの 2 枚組みを聴いて、ジェームス・スポルディングって良いなぁと思っていたのだが、それぐらいしか持っていないので推薦盤の情報を求む。
ジェームス・スポルディングは新主流派と言えばそうだけど、コルトレーン・スタイルのアルトは今時いないと思うので聴くと物凄く新鮮です。

エスペランツァ・スポルディングが 1st アルバムをリリースしたとき、もしかしたら娘なんじゃないかと思って調べてみたら、どうも違うみたい。そういえばスペルが違うよね。

ゲイリー・バーツって、スピリチュアルでコルトレーン・フォロワーだけれど、とても「オレ、黒人」っていう意識が物凄く強いらしい。あのキース・ジャレットですら、その物言いに引いたらしい。

世の中には二種類の男しかいない

Posted on 2009年05月27日 | コメント (0) | トラックバック (0)

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タイトルは、まま言いすぎだけれど、少なくともテナー・マンには。

本日自宅に届きました。9 年ぶりに再発。

参考日記↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=944648890&owner_id=13711785

サラ・ヴォーンの「クレイジー・アンド・ミクスト・アップ」に収録されている

Posted on 2009年03月20日 | コメント (0) | トラックバック (0)

Love Dance という有名な曲があります。

サラ・ヴォーンが歌ったから有名なのではなく、、、、、ジョージ・ベンソンの Give Me The Night というクインシー・ジョーンズがプロデュースしたヒット・アルバムがあるのですが、そこでの演奏が最も有名だと思います。

僕はこの曲が大好きで、他のミュージシャンが演奏したものもいくつか持っています。いつかやってみたいと思うのですが、今のところ、この曲が合うバンドをやっていません。自宅ではよく弾くのですが、それぐらいです。

作曲者は、Ivan Lins (イヴァン・リンス) というブラジルのシンガー・ソングライターです。この人には「ヴェラス」とか「セテンブロ」とか他にも有名な曲が沢山あるのですが、とにかく、Love Dance は、イヴァン・リンスの曲として、通説です。

しかし、昨日、ラグタイムで飲んでたら驚くべき事実が。
サラ・ヴォーンの「Crazy & Mixed Up」(82 年リリース当時の日本盤)のライナー・ノーツを見ると各曲の作曲者が書いてあるのですが、なんと Love Dance の作曲家がレイモンド・スコットという人になっているではありませんか!。これは知らなかった。
あそこまで明示的に書いてあるとかえって迷います。

では、次に何をするかというと、レイモンド・スコットという人が何者なのか調べたくなります。
調べてみたところ、1908 年生まれのアメリカのポピュラー・ミュージックの作曲家ということがわかりました。公式サイトもあります。
http://www.raymondscott.com/
どんな人なのかと思ってさらに調べてみたら、この人の曲にも Love Dance という曲があるのですね。証拠はこれ↓です。
http://www.amazon.co.jp/Kodachrome-Raymond-Scott-Compositions-Orchestra/dp/B00006HI99
明らかに別の曲だと思うので、これ以上追うのは止めましたが、あのライナーを書いた人が誰なのかという点について記憶があるのですけど書くのは控えます。

Crazy & Mixed Up はサラ・ヴォーンの代表的なアルバムなので、これがリリースされた当時、Love Dance を耳でコピった人もいるだろうなと思うのですが、コピった曲をやるときに「レイモンド・スコットが書いたバラードです」みたいな感じでアナウンスしてライブで演奏してたのかもしれないなと思うと、ちょっとビミョーですね。The Chicken をジャコの曲だと言うのと同じぐらい。

disk memo (02/25)

Posted on 2009年02月25日 | コメント (0) | トラックバック (0)

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Lightnin' Hopkins : MOJO HAND

町田のレコファンにて購入。
しっかりとブルースを聴きたいけど何を聞けばいいのかわからないの状況だが、今日、わかりやすいサイトを見つけた。
http://www.bluesfan.jp/
ジャズの場合だと、シーンを決定的に変えるディスクやミュージシャンが明確に存在するけど、ブルースでは各地に根強く存在しており、それぞれに特徴がある。逆に言えばジャズに比べてブルースの方が広範な音楽だといえる。
ジャズの文脈でディスクを探そうとしても上手くいかないはずだ。

Blossom Dearie Gone

Posted on 2009年02月15日 | コメント (0) | トラックバック (0)

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2/7

ブロッサム・ディアリーについて。まだ mixi やり始めの 2004 年ぐらいから付き合いのあるマイミクが、当時この人のことを気にしており、それがきっかけで聴いてみたのが、はじめだった。

女性のボーカルものは、それはもうたくさんのボーカリストがいるので、ボーカルをやっている女性か、ジャズ親父か、プレイしないジャズマニアぐらいしか、その奥行きを知ることが無いジャンルだけど、実はジャズでも最も華があって、引力があるジャンルだと思う。
そんなわけで、この人のことは、そういうきっかけがなければ、ほとんど聴くことは無かったと思う。要はなおざりにしてた。

Cafe Apre midi のコンピレーション盤を聴いてみて、ラウンジ系の DJ が好みそうなポップな曲もあるけれど、特に気に入ったトラックは何かのライブ盤からの曲である。調べてみたらロンドンのロニー・スコットのライブ盤からの曲で、1 note samba とか Tee For 2 とかをベース,ドラム入りのトリオでやっている。なおピアノは本人による。

ブロッサム・ディアリーはとにかく声が可愛い。

それでいて NY 出身の才女で、フランス語で歌う曲もあるようだ。"NY のため息" といえばヘレン・メリルだけれど、メリルはちょっとしょっぱいところがあるけど、ブロッサム・ディアリーは、ため息系といえばそうなんだけど、とにかく可愛いので、しょっぱいところが無い。甘いものに油断してしまい、不覚にも癒されてしまう。
(今風の残念な表現に直してしまうと「萌え」)

昨日は、ロニー・スコットのライブ盤を探しに新宿へ行ったのだが、結局、デビュー盤を買ってきた (左のジャケット)。バックはハーブ・エリスとレイ・ブラウンと Jo Jonse である。おー、ジョー・ジョーンズだよ!。

名前は聞いたことがあるけど、実際に音を聴いたことが無いという演奏家系のジャズ・ファンにお勧めです。そういうオッサンな人は、たぶんヤラれると思います。可愛いのになかなかストレート・アヘッドなところがあります。
また、逆に Sex And The City が好きな方にもお勧めです。仕事もできて、強くありたいと思う反面、可愛いところを失いたくないということに憧れるなら、こういう人がいたんだなというお見本になると思います。

2 Rhodes Albums

Posted on 2009年01月31日 | コメント (0) | トラックバック (0)

ラグタイムの忘年会ではデュエットだったけれど、仕込みの際に参考にしたアルバムが Gil Evans と Steve Lacy のデュエットのアルバムだった。

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nori さんが気に入っているというので、その音楽経験を参考にするつもりで買ったのだが、このアルバムはいろいろと評判がいいことが後でわかる。ギル・エヴァンスとスティーブ・レイシーはいずれもメイン・ストリームではないが、まず、そこがアルバムをユニークなものにしている。

ほとんどの曲がフェンダー・ローズで演奏されている。エフェクトはしておらず、素のローズの音色なのだが、エレガントで、且つダークな印象を受ける。情景を思い浮かべるなら、真冬の深夜の都内の道 (例えば六本木周辺の首都高が上に覆いかぶさったような道) の歩道を 1 人、又は 2 人で歩くようなサウンドである。

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Les McCann の Layers というアルバムである。リリースは 1972。
レス・マッキャンは何年生まれか忘れたけど、今は 70 代の後半である。だいぶおじいちゃんだ。
1950 年代にソウル色の強いカルテットで活動をした後、ずっとその方面で活躍をしている。プロデュースや新人発掘についても実績があり、有名なところではロバータ・フラックをデビューさせ、西海岸に来たばかりのクルセイダーズの面倒をみたという話もある。クルセイダーズの古いアルバムでは、Leroy Vinnegar がベースを弾いているが、リロイ・ヴィネガーはレスのバンドのベーシストなので、ここでつながっているのだと思う。

言わばソウルに造詣が深いピアニストの第一人者なわけだが、自身もボーカルをやる。ちょっと古いジャズ・ファンならレス・マッキャンというと「Swiss Movement」が有名だけれど、そこでのボーカルをご存知な方も多いと思う。あるいは、もしご存知無いなら、ぜひジャズ喫茶みたいなところでリクエストされるといい。低い男らしいボーカルのシャウトがとてもかっこいい。

しかし「Layers」はレスのアルバムでも異色のものだ。当時の最新の電気キーボード (Rhodes, ARP, Moog Clavinetなどなど) をふんだんに使い、タイトルのとおり、これらの楽器を何層にも重ねアンビエントなサウンドを作っている。しかし、生半可なアンビエント・ミュージックで終わっていないところがさすがで、ビートにソウルがあり、心臓の鼓動のようである。
一本調子にならず、フィジカルなところとロジカルなところ、両面が両立しており、ジャズ・ミュージシャンはこうでなければと思う。

ちょっと前までは、プレミアがついて \6000 ぐらいしたディスクだけれど、今は ITMS でも買える。ということは試聴もできるので、ご興味があればどうぞ。

Marvin Gaye Live

Posted on 2008年12月25日 | コメント (0) | トラックバック (0)

12/25 はハードな一日だったが、今週は来年までを考えたスケジュールなので、先が見えにくく全体的にハードである。来年に回せるものもあるけれど、年明けそうそう忙しいのも、やはり避けたい。
また、12/27 に夜間作業が入ったのもブルーな気持ちを煽っている理由のひとつである。比較的ヒマな仕事なのだが、厚木の山の中の要塞施設に閉じ込められるので、華やかな気分を味わいたいこの冬には暗い。夜中に棟から出て、あやうさ殿をまねて、星でも見ようかと思う。

そんな中、先の帰宅バスで何か聴こうと、ipod のスイッチを入れたら、今朝まで聴いていたマーラーの 8 番が耳になだれ込んだ。明るくて幸せな曲なのだけれど、少し重い。
シャッフルに変更し、おまかせするままに聴けば、最初はマイケル・マンリングのタッピング・ベースだったのだが、やがてマーヴィン・ゲイのニューヨークのライブがプレイされる。メドレーで、ちょうどマーシー・マーシー・ミーが遅いテンポで歌われるトラックである。

このアルバムは、ジャズ・ミュージシャンとして認識されるプレイヤーが多く参加してる (例えばジョー・サンプルやアーニー・ワッツ) 。
しかし、ずいぶんと歓声があるアルバムとして有名で、ある手記では「まるでセックス会場のようだった」というものもある。セックス会場がどういうものなのか僕にはわからないが、女の子が興奮し、パンツを脱いでステージに投げたりして、そこらじゅう下着が落ちていたそうである。

そんなことよりも、当時のアーニー・ワッツはまだ頭がフサフサしていたのかなとか考えてこの日記を書いていたら、新百合ヶ丘で乗換えた列車が快速急行だったのに気付かず、問答無用で下北沢まで連れていかれてしまった。黙って階段を上がり、改札の前を通り過ぎ、折り返すだけである。
明後日の朝はせめて朝寝をしよう。

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MARVIN GAYE LIVE!

John Arnold : Percussion
George Bohannon : Trombone
Charles Burns : Vocals
Joe Clayton : Conductor
Walter Cox : Vocals
Eric Dolen : Vocals
Marvin Gaye : Drums, Keyboards, Vocals
James Getzoff : Strings
William Green : Saxophone
Ed Greene : Drums
Paul Hubinon : Trumpet
James Jamerson : Bass
Dwight Owens : Vocals
Ray Parker, Jr. : Guitar
Joe Sample : Piano
Jack Shulman : Strings
Michael Torrence : Vocals
David T. Walker : Guitar
Ernie Watts : Saxophone

disk memo (12/06)

Posted on 2008年12月06日 | コメント (0) | トラックバック (0)

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左 : Paris Blues / Gil Evans, Steve Lacy
右 : Alone In San Francisco / Thelonious Monk

どちらも本日到着 (amazon にて購入)。いずれも未聴。
Paris Blues はピアノとサックスのデュエットの例として。Alone In San Francisco は Ruby My Dear の模範演奏として。そして僕はモンクのソロ物を持っていなかったため。

ipod classic 120GB

Posted on 2008年09月14日 | コメント (0) | トラックバック (0)

itunes や quick time といったフリーの製品以外で、初めての Apple 社製品です。

昨日、届きまして、いろいろセッティングしてたのですが、Apple 社製品の勝手がわからず、、、、、とにかく itunes のレジストリ削除とかやんなきゃいけないぐらい、セッティングに失敗してたのですが、ようやく普通に動くところまで来ました。

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今、セッセと CD を取り込んでいるところです。

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自分が参加した CD を itunes に入れたら、ちゃんと曲名もアートワークも出たよ!。けっこう嬉しい。

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Nothing But Flying / Butter Finger
http://www.amazon.co.jp/nothing-but-flying-Butter-Finger/dp/B000B63F4G

CD 購入した&したい備忘録

Posted on 2008年07月11日 | コメント (0) | トラックバック (0)

[購入した CD]

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左 : Bo Diddley (ベスト盤)
1 曲目の「Bo Diddley」と「Diddley Daddy」がテンポが違うだけで全くリフが同じ。また、これは以前に聴いたことがある、New Orleans Funk のコンピレーションに入っていた「Free, Single And Disengaged」と同じリフである。どっちが先なのか、リフ自体がトラディショナルなのか、よくわからないが、こういうものなのかもしれない。とにかく自分にとって新しいジャンルって謎が多くて新鮮。
あと、もうひとつ、1 コードで押す曲が多く、これだけでこんなに聴かせることができるのかと目からウロコ。

右 : Marc Johnson / Bass Desires
Bill Evans のトリオの、最後のベーシストの初リーダー・アルバム。ジョンスコ、フリゼル、ピーター・アースキンとのツイン・ギター・カルテット。で、メンバーが、ほぼ、今の僕と同じ年頃である。
American ECM の代表的なアルバムだと思うけど、今、僕が目指してるのがこの辺りのサウンド。

[購入したい CD]

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左 : Mahler, Symphony No.8 / Cond. Solti, Orch, Chicago Symphony O.
僕のデフォルトのマーラーの 8 番はコレ。先々週の土曜、妻の実家に行ったついでに池袋のタワーで見て、値段が \1000 切ってて、買おうかなと思ったのけど、また今度にした。この頃のショルティ/CSO の組み合わせって最強で、僕ぐらいの年代で金管楽器やってた人にとっては思い入れある組み合わせだと思う。ハーセスやファーカスがいるブラスセクション。
ギーレン盤、シャイー盤の同曲を聴いて、ちょっと大人になったボクが、今聴いたら、どういう気持ちになるのか、興味あり。

右 : Holst, The Planets / Cond. Neville Marriner, Orch, Royal Concertgebouw O.
僕のデフォルトの「惑星」はコレ。まだ RCO が「アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団」と呼ばれていた頃のディスク。最近、ヨッフムのブルックナーとかシャイーのマーラーとか聴いてて、コンセルトヘボウ管がお気に入りである。だからというわけではないが、昔、テープで持ってて何度も聴いていた。
「金星」のヴァイオリン・ソロが物凄く物悲しくてて印象的だった。今、CD で聴いてもそうなんだろうか。
スタインバーグ/BSO 盤と同様、あまり人気が無い「惑星」だけれども、ファンもいるアルバムのようである。
アマゾンで見たら、CD 再発後、廃盤になって久しいらしく、訳のわからない値段がついていた。値が下がったり、新宿 UNION で見つけたら、買おうと思う。

IRAKERE LIVE

Posted on 2008年06月15日 | コメント (0) | トラックバック (0)

あの IRAKERE LIVE が CD 化されたので、ロドリゲス氏を介して購入。

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面子は以下のとおりで

Jorge Alfonso
Carlos Averhoff
Carlos del Puerto
Paquito d'Rivera
Carlos Morales
Enrique Pla
Arturo Sandoval
Chucho Valdés
Oscar Valdés
Jorge Varona

パキート・デリヴェラとアルトゥール・サンドバルがいる。

だからというわけではないが、物凄く熱い暑いアルバム。僕はカリビアンな食べ物をよく知らないが、夏に激辛なものを食べるのと同じノリのアルバム。アヒー。

Amos Milburn (備忘用)

Posted on 2008年05月25日 | コメント (0) | トラックバック (0)

Amos Milburn

"Bad Bad Whiskey"
"One Scotch, One Bourbon, One Beer"
"Just One More Drink"

http://uk.youtube.com/watch?v=rDPPvsErNQY

Native Dancer / Wayne Shorter

Posted on 2008年05月22日 | コメント (0) | トラックバック (0)

職場からの帰り際、タバコ部屋で外を眺めてたら、急にショーターのネイティブ・ダンサーに入ってる TARDE が聴きたくなった。ちょうど曲が 2 分目ぐらいに入ったときのところが特に聴きたくなった。

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Miracle of the Fish のショーターのソロは、途中でソプラノに変るけど、いつ変えたのかわからないぐらい音色の差が無くてすごいと思う。アンブシェアが安定してるんだと思う。そういえばガルバレクもそうだ。

火曜の午前中から雨が上がって、季節がとうとう夏になった。忙殺されてたら、すぐに、じりじりと焼けるように暑い夏が来るに違いない。かといって今年の夏をミルトン・ナシメント祭にする気は無い。

次に聴きたいのは、バルトークの「管弦楽のための協奏曲」(通称 : オケコン)。これは持っていないし、父のライブラリにもない。
5/30 に町田にタワーが出来るみたいなので、会社の帰りに寄ってみようと思う。

Beethoven week

Posted on 2008年05月16日 | コメント (0) | トラックバック (0)

先週、好田タクトのことを書いたが、もともとカラヤンが生誕 100 年という記事を朝日新聞で読んだからだ。
カラヤンが生誕 100 年ということは朝比奈隆も生誕 100 年だ。

タイトルのとおり、今週はベートーヴェン・ウィークで、会社の行き帰りにベートーヴェンを聴き続けた。ベートーヴェンの交響曲で、1 番と 2 番は、ほぼマトモに聴いたことがなかったので、ライブラリから引っ張りだして聴いている。今週は以下のとおり。

No.1 : デイヴィッド・ジンマン / チューリッヒ・トーンハレ管
No.2 : 同上
No.3 : ウィン・モリス / ロンドン響
No.5 : カルロス・クライバー / ウィーン・フィル
No.6 : カラヤン / ベルリン・フィル
No.7 : デイヴィッド・ジンマン / チューリッヒ・トーンハレ管
No.8 : 同上
No.9 : フィリップ・ヘレヴェッヘ / シャンゼリゼ管

No.4 が無いのは持っていないから。むかーし、テープで持っていたけど、もう無いと思う。カルロス・クライバーがバイエルン国立管を振った猛烈に有名なディスクがあって、それだ。
持っていないので新たに買おうかと思ってるのだけど、今週はイマイチ体の調子が良くないので寄り道せずウチに帰った。(帰宅途中にマニアなショップが無いというのもあるのだけど)

それならと思い切って全集を買っちゃおうかと思ったり。中古なら \2000 ぐらいのもあるのを見たことがある。

今週聴いたディスクにはジンマン盤が多いけど、それは父のライブラリから持ってきたから。このディスクは出たときはとても評判がよくて、ベーレンライター版を用い、且つピリオド奏法で録音した最初のベートーヴェンとしても話題になったものである。ただし、その話題になった頃、僕はこれに全く興味がなくて、たぶんダニー・ハサウェイとか、ヒートウェイブとか聴いてて、クワイエット・ストームという言葉を覚えた頃だと思う。

アマゾンやら、タワーやらのサイトで、どれがいいかなと休み時間に物色している。
No.4 のディスクの決定版としては、やはりクライバー盤が今だ名盤なのね。
全集については、これは新宿の UNION に行って実際に見てからになるけど、、、、、カラヤンの 4 回目の全集がほしいなぁと思う。いくらぐらいするんだろう。

ベートーヴェンの 6 番は "田園" だけれども、まだ妻と結婚前の夏に、ドライブ・デートで富士山まで行ったんだが、道を間違えて別荘街に迷いこんだことがあって、その時たまたま、ぱあっと開けた道に富士山がどーんと見えて、そのときにバーンとこの曲を聴いた思い出がある。
何が言いたいかというと、この季節、この曲はいいですよ、ということです。
雨がやんで、新緑がきれいですね。

CD 備忘録

Posted on 2008年04月16日 | コメント (0) | トラックバック (0)

Adam Levy / Washing Day

http://www.amazon.co.jp/Washing-Day-Adam-Levy/dp/B000U1ZKUO/ref=sr_1_4?ie=UTF8&s=music&qid=1208322237&sr=1-4

Herbie Hancock / River

Posted on 2008年04月16日 | コメント (0) | トラックバック (0)

今さらながら Herbie Hancock の RIVER を買った。

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POSSIBILITIES を持っているので、まあ似たようなものかなと思って買わないでいたのだが、恥ずかしながら、グラミーの、しかも最優秀アルバム賞を取ったので買った。最近、ノラ・ジョーンズが好きなのも背中を押した。

ハンコックのソロを聴いていると、ハンコック節ではあるけれど、力ずくのハンコックではないと思う。ここ数年のハンコックってそうだよね。でも、ずっとフリーになっていると思う。
ベースが、ホランドっていうのも気になる。こういうときはやはりホランドなんだろうか。

ショーターの high life を初めて聴いたとき、どうにもついていけなかったのだけれど、数年後に聴いたら、すごくよかった。river も、今はちょっとまだ自分がついていけないようだ。たぶん、サウンドがゴージャスすぎて今の自分にとって現実味が無いのだと思う。
そう思うと、このアルバムがなんで最優秀アルバム賞なのかよくわからない。アメリカって、今、そうなの ?。
仕事をしてたら、何か別のものを失ったような気がして、ちょっとブルー。

とはいえ、若干フリーがかったソロを聴くと、自分が考えていることに似てて、ちょっと嬉しかったりもする。

Pierre Boulez conducts Bruckner 8

Posted on 2008年03月25日 | コメント (0) | トラックバック (0)

土曜のバンドのリハの前、リハは渋谷なんだけど新宿の classic UNION に行ってきた。ブルックナーの 8 番交響曲を買いたかったからだ。ブルックナーは好きで同じ曲を複数のディスクで持っているけど、何でか 8 番だけはヨッフム / シュターツカペレ・ドレスデンしか持っていない。

そこで選んだのがこちら、ブーレーズ盤。

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ブルックナー・マニアには大変評判が悪いディスクである。方々のレビューを見ても完膚なきまで叩きのめすようなコメントもある。
それを知っているのにこれを購入したのは、ブルックナーなのにカチッとした演奏のものが聴きたかったからである。スヴェトラーノフ / ソヴィエト国立響のディスクもあったのだが、82 年の録音なのと、あまりにもキワモノなのでやめた。
今回のブーレーズ盤も、実はちょっと躊躇した。だけれども、スクロヴァチェフスキ盤とかジュリーニ盤とか、聴く前から良いのがわかっているものを買うのは気が引ける。結局、録音が新しく、レーベルが DG なのも後押しして、思い切ってこれにした。妻帯者は中古で \840 でも思い切るときは思い切る必要がある。

月曜、今日と会社の行き帰りに、既に持っているヨッフム盤と比べるようにして聴いてみたが、やっぱりブーレーズだった。かなりカッチリしてて、細部が明瞭に聴ける上に重厚に鳴っている。もともとブーレーズは好きではなかったが、多数リリースされている他のブルックナーのディスクで聴ける何かが足りない。

そんなことを考えながら職場→職場最寄り駅のバスの中で聴いていたのだが、今さらながら、ブルックナーの 8 番には神々しさと大宇宙が無いとな、と感じる。この曲について "神々しさ" とか "大宇宙" とかいう表現を使うのはあんまり好きじゃなけれど (だからブーレーズ盤を買ったりしてるんだけど) 、やっぱり、ガチガチに構築されていても、ちょっと不完全燃焼になるのだなと思う。

それだけに、このディスクはブルックナー初心者には奨められないなとも思う。しかしブルックナー・マニアなら持つべきすごいディスクだとも思う。ここまで徹頭徹尾、ブルックナーの重厚な音の重なりを構築して聴かされると、かえって感心する。買って良かったかどうかについては、買って良かったと思うもの。こういうブルックナーを初めて聴いた。

CD 購入日記

Posted on 2008年02月23日 | コメント (0) | トラックバック (0)

Delius / 管弦楽曲集
David Rloyd-Jones / Royal Scotish National Orchestra

naxos

Towerrecords 新宿

オスカー・ピーターソンを聴こう

Posted on 2007年12月25日 | コメント (0) | トラックバック (0)

http://edition.cnn.com/2007/SHOWBIZ/Music/12/24/obit.peterson.ap/index.html

THE JAZZ PIANIST といったらこの人のことだと思う。最高のテクニシャンで、比類なきバーチュオーソ。そして最後のテイタム・スタイル・ピアニスト。

真に代わりがいない人だと、残念でなりません。

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Oscar Peterson / Digital at Montreux

クリスマス・アルバム

Posted on 2007年12月24日 | コメント (0) | トラックバック (0)

ここ数年、クリスマス・アルバムといえば、これです。

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Blandon Fields / Coffee House Christmas

L.A. Fusion のハイテク・プレイヤーです。そう説明すると、このアルバムもそういうアルバムなのかなと予測しちゃいますが、中身は、ピアノ・レスのギター・トリオがバックというアルバムです。フュージョンのミュージシャンが 4 ビートのシンプルなアルバムを作ると、実力がよくわかって、案外この人いいじゃんと、とてもいい感じがしますよね。これは、そういう楽しみ方ができます。

Blandon Fields を知ったのは、クインシー・ジョーンズの「Q's Jook Joint」の Heaven's Girl でのソロで、このアルバムは参加者全員の手書きの似顔絵がジャケットのあちこちに描かれているのですが、そこにもちゃんといて、この人いったい何者なんだろうと思ったところからです。

フュージョンの人なのに、アルトのマウス・ピースはリンクのメタルを使用されているようです。
ちょっと、どういう人なのかなと思いますよね。

P-FUNK, Bruckner Sym.7, タモリ

Posted on 2007年10月20日 | コメント (0) | トラックバック (0)

ここ最近に購入した CD について。

・Parliament / LIVE

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あまりにも有名なアルバムなので、特に内容について紹介する必要は無いと思う。
僕が大学 2 年の時に、この手のファンクが流行った時期があった。ジャズライフ誌で特集を組んでいたりもした。JB がカップ・ヌードルの CM に出てた頃だ。
このアルバムは CD レンタル店で借りてきて、テープに録って、自動車教習所に行く途中の送迎バスで良く聴いていた。今から思うと、この頃はあまりファンクを判っていなかったと思う。でも、カッコ良かった。
以前、一緒にバンドをやっていたベーシストは、ジャズ・ミュージシャンのやるファンクはあまり好きではないと言っていたが、これはそのとおりだと思う。ジャズ・ミュージシャンがやるファンクは、ファンク・ビートを入れているだけで、脂っぽさが無くどうも大事な部分が足りないように思う。マイルスはファンクをやろうとしたとき、本気でファンク・ミュージシャンをバンドに入れたよね。

・Bruckner Symphony No.7 / Eugen Jochum, RCO

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このディスクは、去年発売されたものなのだが、僕にとっては大変思い出深い演奏のディスクである。ブルックナーを好きになったきっかけがこの演奏なのだ。
当時、僕は中学 2 年ぐらいだったと思うのだが、ヨッフムがコンセルトヘボウと一緒に (サブの指揮者はアシュケナージだった) 来日して、これはその時の演奏である。コンサートは高額なので行っていないが、NHK が FM/TV 両方で放送した。それを僕はリアルタイムで見た (聴いた) のである。エアチェックもして、長らく聴いていた。
この時から僕はブルックナーを好きになり、それ以降ごく最近まで、クラシックに関して新しく曲を聴かなくなったのである。なんだか行き着くところまで行ってしまったように感じたからだ。(今は、シベリウスや、中学の頃に嫌いだったドビュッシーやラヴェルを好んで聴くようになっているので、やはり行き着くところまで行っていないと思う。)
ディスクを購入し、聴いたわけだが、まさしく僕のデファンクト・スタンダードである。同じ "遅い" 演奏でも、チェリビダッケのものとは大きく違う。物凄い緊張感と和みが同居している。
ヨッフムは当時のインタビューで
 「また日本に来日していただけますか ?」
 「ええ。神のお許しがあれば。」
とコメントした逸話があるが、残念ながら翌年の 3 月に亡くなった。その頃には僕はもうジャズを聴くようになっていた。

テープで持っていたものをディスクで購入しなおして聴いたわけだが、最も嬉しかったのは、レジで店員に CD を渡した瞬間に、自宅に CD プレイヤーが初めて導入され、初めて CD レンタル店の会員になってディスクをレンタルした時とまったく同じ感覚を覚えたこと。あのハッピーな感覚が鮮明によみがえった。こういうことはなかなか無い。

・タモリ 1, ラジカル・ヒステリー・ツアー / タモリ

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最後はこちら。まだ手元には無い。12 月にリリース、、、、、というか復刻する。ええ、買っちゃうのです。復刻を待っていたのです。情報を見つけて即時予約しました。
これ、中古市場でけっこうな値段が付いているんですよね。聴きたくて、聴きたくてたまらなかったのですよ。これ。

The 9 = Beethoven : Sym. 9

Posted on 2007年10月06日 | コメント (0) | トラックバック (0)

自発的に音楽を聴くようになった 10 代前半より、クラシックが好きで、それは今でも続いているのだけれど、それでもなかなか積極的に聴かなかったのが、ベートーヴェンの 9 番交響曲だ。
年末によく TV で演奏が放送されるし、近所の図書館でも無料で貸してもらえるのだけれど、これまで何度チャレンジしても最後まで聴きとおしたことが無かった。

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ところが最近、通勤がちょうど 70 ~ 80 分程度だからか、今週は 2 回も通して聴いている。とても素晴らしい曲だと思う。聴いているのは上の画像のとおりフィリップ・ヘレヴェッヘの CD。
以前、この曲の DVD にて、ベートーヴェンがこの曲を作った時代は戦争が多い時代でもあり、人類愛もへったくれも無かった時代だった、そこでベートーヴェンはこの曲を今この時こそと発表した、ということをバーンスタインが言っていたのを、見た覚えがある。

その通りだと思う。暗い第一楽章から、スケルツォ、緩徐楽章が続き、また暗い出だしから始まる四楽章から突然、バリトンが「おお、友よ!」と歌いだすところから、みんなが知っているあの合唱が始まる。その内容はまさしく人類の世界平和を呼びかける歌詞だと感じる。wikipedia に対訳があるので読むとなおさらだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC9%E7%95%AA_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3)

ベートーヴェンは好きな作曲家だから、他の曲はよく聴いていたが、ようやくこの曲が本当にいい曲だなと思うようになった。

ビル・フリゼルとかノラ・ジョーンズとか

Posted on 2007年09月18日 | コメント (0) | トラックバック (0)

ビル・フリゼルとかノラ・ジョーンズとか、とにかく、アメリカのルーツ・ミュージックの影響が強い音楽に、昨年ぐらいから非常に興味を持って、よく聴いている。
とはいっても、実はロックが苦手で、以前から、何度聴いても長続きしない。たぶんビートのウェイトが前だとしっくりこないようで、ウェイトが均等なクラシックの方がまだ、馴染む。
(例えば、ジャズでも、レッド・ガーランドはコンピングが1拍目と3拍目にあり、これがしっくりこない、リー・リトナーも1拍目がものすごくカッチリしてて、馴染まない)

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でも、まだまだ聴いていないロックのミュージシャンはたくさんいるわけで、きっと馴染むものがあるとはずだと思う。今、一緒にやってるバンドのメンバーがロックが好きな人がほとんどで、誰かやさしく教えてくれないかなと、啓蒙してくれないかなと、僕に熱く語ってくれないかと期待してるのだが、これは難しいかな?。

粋 Z

Posted on 2007年09月12日 | コメント (0) | トラックバック (0)

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ビル・フリゼルのことを書こうと思っていたんだけど、Joe Zawinul が亡くなったので、それについて。

ソロとして、僕が持っているのは「My People」だけなんだけど、どの作品を聴いても、マイルスの「In A Silent Way」から、非常に空間をつくるのがうまいなぁと、とても感心していた。
シンセサイザーを多様しており、そのいいところを全面に押し出す、シンセサイザーを何か他の楽器の変わりに使うのではない、そのもののサウンドがとても素晴らしかったと思う。シンセはシンセとして使った方がいいよね。

氏が使っていた PePe という楽器が印象的で、これは KORG の試作品で市販されていないのだけれど、鍵盤が完全にボタンだけれど、楽器を構えたときの姿勢とか、音量のコントロールを口でやるところとかプレイするのに理にかなっていて、鍵盤型のが出ないかなぁ、出たらほしいなぁと思っていた。

「Z」は特集を組むのだろうか。最新号もザヴィヌルが表紙だったよね。
(この雑誌、龍宮社出版ていう会社から出ている)

この訃報、とにかく残念でなりません。

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