Verve top 5
Posted on 2009年07月04日 | コメント (0) | トラックバック (0)
もはや勢い。
すんごくリリースされたディスクが多いので絞れないかも、、、、、と思ったんだけど、知識が少ないからかえって絞れた。Verve ったらコレだよなぁみたいなことを考えたら、ぽろぽろ出てきた。
ブレッカーやハンコックが所属しだした最近の Verve は外そうかなと思ったけど、BN top 5 でノラ・ジョーンズを入れてるぐらいだから、ここでも考慮すべきと思い、対象にしてます。
No.1
Oscar Peterson
We Get Requests
Verve レーベルで最も Verve らしいミュージシャンというとオスカー・ピーターソンだよなと思って、その中でも最も良く聴きます。何しろ、一番最初に思いついたのがこれなんだもの。
No.2
Stan Getz & Joao Gilberto
Getz/Gilberto
これも Verve だよねぇ。
No.3
Charlie Haden & Pat Metheny
Beyond The Missouri Sky
入れるかどうか迷ったんだけど、内容がやっぱり Verve 。
新生 BN に絡めて各種レーベル合併後の新生 Verve っていう言葉があるなら、それ以降にリリースされた歴史に残るディスクだと思う。Verve の宝だと思うけど、言い過ぎ?
No.4
Courtney Pine
Modern Day Jazz Stories
たぶん他の人が Verve ベストを作っても絶対ランクインしないと思うけど、僕の中では絶対ランクインします。僕はコートニー・パインを高評価してます。
クラブ・ジャズとリアル・ジャズは全く別モノだけれど、もし同じジャズの括りで考えるなら、どちらにもリンクできる鎖みたいなディスク。95年リリースなので古さは否めないけど、この年に二十歳以上だった人なら、当時の音楽シーンを振り返ってフィルターして聴くと、凄さを認識できると思う。ハンコックの"Future 2 Future"が出たのが00年か02年だったから、それより5年前に同じようなことを完成させているわけで、大変な意欲作だと思うんだけど。
No.5
Ben Webster
Soulville
初めて買ったジャズのディスクがこれなのねー。うーん Verve。
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以下、次点。
Charlie Parker
Now's The Time
パーカーの代表盤として、録音の良さも含めて考慮するならこれだよねぇ。パーカー、外せますか?あなた。
今の、ジャズ研一年に無理やりコレを聴かせても、PEZ 世代じゃ無理だよな。ラップ・ミュージックが好きなヤツの方がまだ馴染むんじゃないか。
Wynton Kelly Trio + Wes Montgomery
Smokin' At The Half Note No.2
ストリングスが入ってたりしてちょっと編集汚れしてるけど、レーベルを代表する熱っついライブ盤だ。ウィントン・ケリーが凄くカッコイイ。レッド・ガーランドは嫌いだけどウィントン・ケリーは大好きなんだ。
If You Could See Me Now が入ってるので、No.2 にしてます。
Herbie Hancock
The New Standard
僕ぐらいの世代だったら影響を受けた人、凄く多いんじゃないかと思う。でもこれをマネする人はほとんどいなかった。みんな古来からのスタンダードをこなすだけでツブれるんだよな。あるいは、スタンダードではない曲をここまでアイデア豊富にやりこなすってのがとても難しいということだ。
知る限りではハンコックとブレッカーの公式な共演アルバムってこれが初めてだと思う。(ジャコのワード・オブ・マウスのクライシスは除く)。海賊版でこれ以前のものを聴いた際はぜんぜん親和性がなくて、ダメなのかななんて思ってたら、これを聴いてびっくりした。どっちが変えたのかな。
Blossom Dearie
Blossom Dearie
最近知ったんだ、かわいいだけじゃないハードエッジな人だっていうの。ジャズ・ヴォーカルに疎いと自認する人は、これとカーメン・マクレエの American Song Book がオススメ。
このディスクも考えようによってはクラブ世代とそれ以前のジャズ・ファンとをつなぐ鎖みたいなところを感じる。クラブ世代は音楽を作るということについて哲学すべきで、ジャズ・ファンはたまには表参道を歩いてみる方がいいと思う。
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こうやってみると、Verve の特徴って、ジャズの特性をガッチリ把握して、ジャズらしいアルバムを堅実にリリースしているところだと思う。でもこれは常識だよね。すみません。
なんとなしだけれど BN の方がビジュアルも含めて "ホンモノのジャズ" という空気をかもしているような気がするのだが、Verve の方がエンタテイメント性があるので、これもやっぱりホンモノのジャズだ。
ジャズを実際に演奏していると東のジャズに比べて西のジャズがちょっと軽く見がちだが、味わいが違うだけで良質であることに変わりが無い。どんなにテクニカルに聞こえてもミュージシャンにオリジナリティがあるかどうかが重要だと思う。
不思議なのは、BN のディスクについては BN のディスクだということを意識するのだけど、Verve の場合、それがほとんど無いところだ。
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