地元のバンドのライブを聴きに行く

Posted on 2009年11月03日 | コメント (0) | トラックバック (0)

地元のバンドのライブを聴きに行く。

狛江市という世田谷区の隣市に、谷戸橋地区センターという市営の小さなホールがある。
11/1、ここで、4 月まで一緒にやっていた石倉さんのバンドの初ライブがあった。石倉さんはスラップはやらないが、けっこうハイテクなベーシストで、昨年ぐらいから界隈でブレイクしている。

4 月以降に新しくバンドを組んだとのことでどういうものか少し気になっていた。メンバーは、現職のエレクトーンの先生 (当然だが僕よりぜんぜん上手い) と、サックスの方はフルートもやるマルチ奏者 (雰囲気的にフルバン出身と思われる)。皆様ご近所様で、鍵盤の方からは名刺をいただいたのだけど、ああ、あのマンションね、というところにお住まいの方だった。要は僕の自宅近くである。
ドラムはいつもの本多さん。

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"Aja Band"

既存のスタンダードを素材に、曲をどんどん変形させる、なかなか濃いー、しかも普通のアマチュア・ジャズ・ミュージシャンなら思いつかないアレンジをする。あの、どんどん転調していくイパネマは凄かった。
4 月に一緒にやった時はイパネマはやらなかったけど、同様になかなか眩むアレンジだったので、大変だった。だけれども、今回外から聴く機会となり、けっこう聴きやすかった。なるほどー。

MC とヴォーカルとしてタケオリアルが来てて驚いた。面白かったよ!。前の方のお客さんは退いてたように見えたかもしれないけど、そこここでウケてたよ。
あと、あなた、ブルヒにも出入りしてたのね。考えれば当たり前だけど、へ~。


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"ムッシュむらいバンド"、だけれども "うちだバンド"。

狛江には「add 9th」というジャズやブルースのライブをやるお店がある。僕は小田急沿線だから、千歳烏山より行きやすいといえばそうなんだけど、なぜか行ったことが無い。たぶん千歳烏山よりちょっとだけ遠いからだと思う。
その「add 9th」を中心に活動していらっしゃるミュージシャンのバンドだった。

今回、初めて狛江のミュージシャンの音を聴いたけど、おお!、千歳烏山のミュージシャンよりずっとオーセンティックだった。後で調べてみたらピアノとドラムの方がダンモの人だった。そりゃ上手いや。しかもレギュラーだもん。
テナーの方のサウンドもとてもよかった。マウスピースを深く咥えたビッグトーンで、ハードバップ風の自作曲を 1 曲目にプレイしていたが、曲ととても合うすばらしいサウンドだった。音とやりたいことが一致していると思う。
地域性を考慮すると、全体的に少し二子玉川の香りのするバンドだった。

ライブは、最後に 2 バンドのメンバーを交換して 2 曲ジャムをやって終わり、、、、、なのだが僕はバスの関係上、これは聴いていない。

沿線別に地域性があるとすれば、今回、初めて小田急沿線の音を聴いたかもしれない。
千歳烏山も狛江も東京の端っこにある街だけれども、千歳烏山は京王線なので中央線沿線の文化が流入していると思う。また、狛江には東急線の文化が入っているように思う。しかしそれが具体的にどういったものなのか、ここで書くほど僕には経験が無いと思う。
こう思うのがアリなのかどうかは別として、僕がこちら方面でプレイすることは無いように思う。ていうか、いろいろ調べてみたけど、入口が見つからんのですよ。

ジャム・セッションに行きたい

Posted on 2009年10月23日 | コメント (0) | トラックバック (0)

もうずいぶんと長い間、ジャム・セッションに行っていない。

一番最後に行ったのは去年の11月。TUBOのセッション。
たまたま金曜にやってて(今は月イチの水曜)、上手く仕事も早く終わったので行けた。
でも、その日のジャムはTUBO初のジャムで、それもあって来てた人がほとんど知ってる人だった。だから、ジャム・セッション独特の緊張感が無かった。

(仕事が早く終われば行けるけど、早く終わるかどうかは当日にならないと分からないし、ジャム行くのにお夕飯をキャンセルするのも家内に悪いし)

いわゆる緊張感のあるセッションも去年で宇都宮。春先ぐらいに出張で行った時で、たまたま時間があって逝ってきた。TUBOと全く逆で知らない人ばかり。
地元の人と話をしたりと、楽しい時間を過ごしたけど、後が続かないという不思議なセッション。だって出張先なんだもん。

職場近くの沿線に定期的にセッションやってるお店があって、一度酔った勢いで行ったことがあるけれど、お店入ったとたん、ハウスバンドと他2名(vo)しかいなくて思わず覚めたんだよな。お店の人に飲み物を注文した直後に「見学で!」って言っちゃったんだよね(因みにそのお店は、もう、無い)。
そうか、ジャムに行きたいけど、仕事帰りに行けるセッションが無いのか。

土日のセッションに行けば良いんだろうけど、今、レギュラーでやってるバンドがあるから、家庭内とのバランスを考えるとなかなか難しいな。

書いててようやく気がついた。今はジャムに行けないん時なんだ。きっと。転勤になってその街にジャズのかけらも無ければ何もできないのと同じだ。
来年はジャムに行く余裕がある年にしたい(自分の意思だけじゃ無理だと思われる)。

そもそも、普通の4ビートのジャズが出来なくなってるんじゃないかという恐怖感の方が先に立つ。でも本当はどうなのか確かめたい(切実)。Just Friends ぐらいでロストしたらどうしよう。怖え~。

誰も知らない私の悩み

Posted on 2009年10月22日 | コメント (0) | トラックバック (0)

 10/18 に Blueheat でのライブを無事に終え、今年のライブは 11/28 の TUBO のみとなった。
 12 月はラグタイムの忘年会があるけれど、もしそこでプレイすることがあればプレイするけど、それが無ければ呑むだけである (これはこれで楽しい) 。

 悩みとは、スタンダードがプレイできないこと。
 今、自分がやっているバンドは自分がリーダーなので、いかようにも出来るけど、バンドは僕だけのものではない。バンドメンバーのものだと思う。それに、バンドを作ったときのコンセプトが「スタンダードの習得で潰れるぐらいなら、やりたいことのうち自分に合ったことを選別してやろう」というものなので、スタンダードを集中してプレイするのはコンセプトからちょっとだけ外れる。
 でも、スタンダードをやりたい。恒常的にやりたいわけではなく、一時的だけれども、スタンダードをやりたい。

 自分のバンドがジャズのバンドである以上、インプロヴィゼーションに力を注ぐのは必然だと考えており、インプロヴィゼーションに魅力が無くなれば、演奏のクオリティは落ちると思う。
 もしインプロヴィゼーション以外を魅力にするなら、2、3 のコードで構成されてるようなインストルメンタル・ミュージックとしてのクオリティを持たせなければならない。
 スタンダードをやりたいのは、インプロヴィゼーションのクオリティを高めたいからだ。スタンダードは極端な作りをしていないから、クオリティを高めるのには絶好だと認識している。

 ならば、メンバーを説得してスタンダードをやればいいのかもしれないけれど、スタンダードをやりたいのは僕の一存なので、微妙だ。だから、"誰も知らない私の悩み" だ。
 10/18 のライブはご祝儀もたくさんあったと思うけど、成功だったと思う。やってることが合ってて、歓迎されているのを感じる。だから、同じ方向で拡大してやり続けると、もっと面白いことが出来そうな気がする。バンドが良い方向に向いていると思う。
 自分にもっと時間があれば両方やるんだけど、そういうわけにはいかない。ペースを守って音楽をやるなら絞るしかない。

 こういうわけで、もしかしたら、辞めちゃおうかなと、ふと思ってる自分がいるんだな。あー、書いてて怖くなった。こんなの mixi の日記じゃあ書けないよな。
 現状、最も音楽的に振り返って足りないことを補いたいと思う。それがインプロヴィゼーションのクオリティだと判断している。

 とにかく、こういうことをつい最近考えた。忘れてしまいたくないから日記には書いておこうと思う。
 11/28 のライブは、これまでと同じ文脈で演奏する。書いた内容は、それ以降の話だ。

IWQ をご存知ですか?

Posted on 2009年08月07日 | コメント (0) | トラックバック (0)

mixi 内にバンドのコミュニティが出来ました!!!。
IWQ : http://mixi.jp/view_community.pl?id=4416290

既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、千歳烏山方面のごく一部ではかなり有名になった around jazz バンド "Inexpensive Wino" です。略して IWQ (Q は Quartet の Q であり Quintet の Q です)。

私としてもずいぶんと力を入れちゃってますので、宣伝させていただきます。ぜひぜひご参加、お待ちしております。
書き込みや新いトピックであなたの「コミュニティの最新書き込み」がいっぱいになることはまずありません。楽しくライブ情報を展開させていただきますよ!。

今のところの予定。
 9 月 : 仙台
 10 月 : 横浜
 10 月 : 渋谷
 → 詳細は IWQ のコミュニティ http://mixi.jp/view_community.pl?id=4416290 にて!

因みに、11 月のどっかの土曜で対バン形式でライブやりたいななんて思っています。
対バン募集中 (笑 : そんなことココで書いていいのか?。バンドメンバーにも構想を言ってないのに!)。

よろしくどうぞ!

Inexpensive Wino (IWQ) 2009/06/06

61 と 88 で猛烈に悩む

Posted on 2009年07月10日 | コメント (0) | トラックバック (0)

これからピアノが無いハコでのライブが増えそうなのでキーボードを買おうと思っています。
タイトルのとおり 61 鍵と 88 鍵とで悩んでいるのですが、

[61]
・軽いので持ち運びがラク。ハコで気兼ね無く飲める。
・88 鍵より \9000 ぐらい安い。
・キーボードでピアノの音を弾く気は無い。エレクトリック・ピアノに 88 鍵はいらない。

[88]
・88 鍵あれば音がいっぱい出せる。
・61鍵と比べて 2.2kg しか変わらない。
・61鍵と比べて \9000 ぐらいしか変わらない。

あーどうしよう。

なんでエレクトリック化するか

Posted on 2009年06月09日 | コメント (0) | トラックバック (0)

ウチのバンドにはドラマーとピアニストがいる。
いろいろと調べてみたら、ドラムはあってもピアノが無いハコや、ピアノがあってもドラムの無いハコというも多い。

ドラムが無いハコには事情があって、ドラムがある音量が出せないという場合が多い。
ライブをやるためにドラマーを外すというのもおかしいし、ウチのバンドにはドラマーがいるべきである。

ピアノが無いハコでやる場合は、自分の楽器を持ってくればいいのだが、デジタルピアノのピアノの音は、どんなに音がよくても、やはり擬似ピアノの音である。デジタルであってもエレクトリック・ピアノの音を使った方がサウンドがいい。

バンドにエレクトリックとアコースティック両方のセットができる可用性があれば、もっとライブが出来る。

e-mu の Vintage Keys を買わなかったという話

Posted on 2009年01月18日 | コメント (0) | トラックバック (0)

昨日、渋谷のサウンドライクに行って Vintage Keys Plus をいじらしてもらいました。買うつもりで行きましたがエレピの音が思ったより少なかったのと、32 ボイスという点で、2009 年に 32 ボイスは無いだろうということでやめました。
Vintage Pro はタマ数が少ないのでちょっと諦めようかと考えていますが、そのかわり Proteus 2000 を視野に入れようと思います。ハードウェア音源はステージで使いやすいと判断してます。

ていうか nori さんの「3」がうらやましくてしょうがありません。

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鍵盤堂に行ったら m-audio の ProKey Sono 61 があっていじれたのは良かったです。ステージ用の MIDI 鍵盤用として YAMAHA の NP-30 と比較検討しようと思います。

ラグタイム大忘年会

Posted on 2008年12月22日 | コメント (0) | トラックバック (0)

例年通り千歳烏山「ラグタイム」の忘年会に行く。会場も例によって「TUBO」。

※ TUBO : http://www.geocities.jp/tubo_kuma/

今年はオーガナイザー = 高木さんの人選によりプログラムが組まれた。
 1. Opening Session
 2. Shin Teshima & Nori Tanaka
 3. 川上さんデビュー
 4. ヨダズ ジレンマ
 5. とらいじっこ
 6. ホッシーとロドリゲス
 7. コーラス部
 8. もっちゃんスペシャル
 9. Emma Time
 10. Closing Celemony

最後の高木さんのアナウンスによると今年で 7 回目とのこと。そうか、もうそんなに経つんだ。

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オープニング・セッション。
峰岸さんと大ちゃん参加でやるのが Confirmation

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オープニングの次はいきなり自分が出番です。こういう忘年会は後ろでやるよりなるべく前でやったほうが呑めて楽しいです。
バンドで出たかったというのもあるけど、ベーシストが海外出張であるのと、やはり方向性だけは示した方がいいと思ってデュエットとしました。準備したのは、Ruby My Dear と If You Could See Me Now.
後でわかったことだけど、聴いてる人と聴いてない人の差が激しくて、聴いてる人からはことごとく "よかった" とのコメントをもらったので、今年の人前演奏の〆としてはありがたいことでした。表現したいこととその方向性が間違っていなくて良かったです。

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今年の忘年会で、ある意味メインアクトの「川上さんデビュー」。その緊張ぶりが面白かったです。
よく考えたらバレンシアさんもバンドで出たの初めてじゃないかな。

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ヨダズ ジレンマ
毎年、何か変わったことをやってくれる依田さんのバンド。今年はロック。なんとビートルズの Tomorrow Never Knows 。今のジャズ・ミュージシャンはアマチュアでもファンクなんかやったらダメですよ!。今、カッコいいのはロックです!。
今回はベースの石倉さんがだいぶ牽引していたようで、依田さんはマイルス状態。自分で何かを仕掛けなくても、何かをやろうとしているサイドによってウケるバンドっていうのは大人の味です。

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とらいじっこ plus ロドリゲス
今年はオープニングも含めてロド大活躍。
とらいじっこは、来年、どういう成長が見られるのか、界隈の同業として注目。

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とらいじっこ plus コーラス部
女性 3 人ボーカルによるコーラスアンサンブルでジャズをやる。こういうジャズ・ボーカルをアマチュアで聴いたことってある?。
そういえばアレンジは誰がやってるのか聴くの忘れた。

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Emma Time
エマちゃんの即席セッション。年に一度のミッシェルのピアノを聴く。

※「もっちゃんスペシャル」の時、僕はもう酔っ払ってて覚えていないのですよ。

この忘年会が終わると、もう来年を迎える準備をするのみ。来年、どういう形態になるかわからないけど、不景気の中、我慢して、来年も忘年会に出られるようにしたいと思う。
また、この忘年会をもって、来年、どういう音楽をやっていこうかってことを考えるきっかけになる。そこが大きいかもしれない。

会は 22 時にお開きになって、ラグタイムに移動。1:30 ぐらいまで呑み、帰宅。

E-MU proteus VX について

Posted on 2008年12月18日 | コメント (0) | トラックバック (0)

良い音源モジュールがほしいということでいろいろ調べてて、E-MU の Vintage Pro に興味を持っていたら、E-MU のサイトから proteus VX がフリーで落とせることがわかった。ソフトウェア・シンセは今回の目的ではないが、E-MU の エレピ系の音を実際に弾いて試してみたいと考えていたので、一昨日 D/L 。インストールしてみる。

日本語版マニュアルがあるみたいな様子だったのに、japanese フォルダに入ってたのは英語マニュアル。調べてみたらこの点は昔かから修正されていないようだ。
インストール後起動してみて、最初に発音用デバイスが見つからないようなメッセージが出てくる。これは OK するしかない。

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いじってみるが音の出し方がわからない。音楽を趣味でずいぶん長くやってる上にピアニストなのにこういう電子楽器には本当に疎い。が、IT 業なので、その当りのノリで音が出せるようにできた。[options]-[preference] を探し出し、どっかの Audio タブにドロップダウンで DirectSound に変更する。また入力デバイスについても SD-20 midi input があったので、それを選んだらデジタル・ピアノからの入力で音が出るようにできた。

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1024 音色あったのだが、適当に当りをつけてエレピらしき音を弾いてみる。Rhodes、Wurlitzer がある。YAMAHA の CP の音や FM 音源エレピの音、十分に Nord Electro を意識した音色も見つかる。
これだけでも十分使えるんじゃないかと思うサウンドだった。残念なのはエフェクトの設定が見つからないというところなんだが、まずこれを使って弾いてみて、人に聴いてもらい、印象を確認する必要があると思う。
僕の良い楽器の条件は、いつまでも飽きないで弾いていられるという点だが、いくつかの音については楽しく弾いていられた。
因みに、インターネット上での各種レビューにもあるとおりオルガン系の音は物凄くカッコイイよ。

また、課題があって、デジタルピアノのタッチからほんの少しだけ遅れて音が出てくる傾向があり、間に SD-20 をかましているからかな?なんて考えている。USB からダイレクトに midi in する機材を買ってきて試してみる必要があると思った。

これで、ちょっと方向性が変わってきた。
- ソフトウェア・シンセであっても、PC を持ち歩けばモジュールを持っているのと同じ。
- でも音源モジュールの方が PC を持つよりもトラブルが少ないんじゃないだろうか。
- スピーカーも別途必要かもしれない。キーボード・アンプを買ったら面白いかもしれない。何しろステージ用の機材としての物欲なので。
- デジタルピアノを持ち歩く気は無いので、セミウェイテッドの 61 鍵の midi キーボードも買った方がいいような気もする。

続々・ 僕は、クラブのジャズと、普段、僕が聴いたりプレイしているジャズとは、大変な隔たりがあると感じている。

Posted on 2008年10月25日 | コメント (0) | トラックバック (0)

同時に、これと同じことが、生でプレイされているクラブ・ジャズについても等号しているんじゃないかと思うようになった。

例えば、リフや展開、容姿のヒップさに対してインプロヴィゼーションを重要にしていない事情は明らかに同じだと考えている。
楽曲を聴くと、ジャズに必要なもの、ハイトーン/ダークサウンド、テンション・ノート、クールだが太いベース、ポリでグルーヴしたビート、どれも、プレイする側も望んでおり、確かに実現しているのだが、、、、、よく言われることだけれど、"私" が聴こえてこない。いや、個性を放っているようには見えるけど、音にそれがあるように感じない。「鈍いんじゃね」とか「アタマ固いんじゃね」とか言われても、感じないのは僕だけじゃないと思う。

では、"私" とは何か。自分が何をプレイすべきなのか、それを認識した上でプレイするのは、自身がミュージシャンであれば、そんなことは、当たり前のことだと思う。
今回はジャズの話題なので、ジャズに固執するけれど、あのミュージシャン達がジャズとしてアレを演奏し、そこで何かを語ろうとしているのだとすれば、それは STYLE であり、LIFE (生活と人生) ではない。

LIFE を表現する必要があるのか?といえば、ジャズはそれを伝えるために手法を凝らし表現を模索し一生かけてやるものだと、考える。芸術ってそういうものじゃないだろうか。

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*) さらに、ジャズとは何か?、ということになると若干議論は別になるが、僕が尊敬するミュージシャンのコメントを載せておきたい。あまりにも有名なコメントなので、ミュージシャン名は省きたいところなんだけど、Louis Armstrong のコメント。

What is jazz? "Baby if you don't already know, you're never gonna know the answer."

*) 事実、クラブ・ジャズのプレイヤー達も、大変だろうなと思う。職業としてやるのは誰だって何事だって大変だ。アマチュアの僕なんて気楽なものだ。
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A1:B1=A2:B2 ?

極端な表現をしてしまうとクラブ・ジャズはジャズじゃないということになってしまうのだが、そこまで言ってしまうのはやめたいと思う。なぜならジャズはあらゆる音楽を内包してきた歴史がある。
また逆に、ちょうど過去のアシッド・ジャズのように、クラブ・ジャズとは他のジャンルがジャズを内包したものとも言える。その場合を支持するなら、クラブ・ジャズは僕が仲間とプレイしているジャズとは、やはり別になるのだ。

そこで、加えて思うのだが、今の状況は 80 年代中頃に、日本で、有名なインスト・バンドが流行ったことに似ていると思う。その後、メンバーを変えて活動し続けており、ファンも多いけれども、確かに聴いてて気持ちいいかもしれないけれども、新しいサウンドだったとは言いがたい。US では smooth jazz として昇華していったが、日本ではそのまま特に変化無く、ジャズに近づこうとして近づけておらず硬直している。

音楽にかかわらず、こういうったことは、ほぼ 20 年周期で同じことが起こるけれど、クラブ・ジャズと言われているもの、または、その周辺のジャズと言われているものに対して、同様のことが起こっていると僕は思う。先が見えるのにかかわらず。

ブルースから始まり現在のヒップホップにまでつながる長い歴史と、ぷっつりと切れた状態でプレイされ続けてしまうのは、これ以上は危険だ。


(一旦) 終わり


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*) ここまで書いておいてなんだが、今回、自分の音楽活動について完全に棚上げした状態で僕はこれを書いている。振り返るとまだまだ経験していないことが多い。例えば、The Room の JAM SESSION SOFA に参加したことが無いし、そもそもガチでジャム・バンドを体験したことが無い。要はまだまだ実績が無い。
*) とはいえ、www 上で意見を放つことはいいと思うから、書かせていただいた。

続・ 僕は、クラブのジャズと、普段、僕が聴いたりプレイしているジャズとは、大変な隔たりがあると感じている。

Posted on 2008年10月24日 | コメント (0) | トラックバック (0)

2002 年から「東京 JAZZ」が始まり、形態を変えて今年も開催されたけれど、ここでは既存のジャズとクラブでのジャズが混同してプレイされていた (ご存知のとおり、すでに「東京 JAZZ」ではこういうことは発生していない)。当時は DJ もミュージシャンとイコールであり、初回のハンコックはすべてのミュージシャンをまとめる立場にいた。ジャズの歴史は絶え間ない変化と融合の歴史なので、これはごく当然なことなのだけれど、しかし勘違いも生むと思う。少なくとも僕は勘違いしたうちの一人で、2005 年頃、気がつくのが遅くてたいへん恐縮なのだが、以下のことを判るまで、時間がかかった。

  DJ はミュージシャンではない

書いてて恥ずかしいったらありゃしないが。

DJ は箱で、実に良いレコードをかけて、実に良い空気を創り、人やモノや出来事の新しい出会いを演出してくれている。本当に素晴らしいと思う。だけれども、流れている音楽は、過去のジャズ・ジャイアンツの大きな遺産だ。
ただし、そこに存在している音楽は新しいものではなく、再発見はあっても新発見は無い。パーカーがレスター・ヤングをコピーしまくった時のような、マイルスがモードに出会った時のような、コルトレーンがついにアッチに行っちゃった時のような、パット・メセニーがシンクラヴィアを使い始めた時ような、新しさは無い。

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*)「DJ 、人のもんで金儲けやがって」なんて言うことはここでは論外である。あれだけ珍しいレコードを見つけてくるのも偉いし、それをスムーズに並べる力や、その感覚は大したものだと思う。
*) スクラッチ等のプレイで魅了するタイプの DJ は、DJ は DJ でもミュージシャンに近い。ターンテーブリストというミュージシャンだと、僕は認識している。
*) 二次災害的勘違いを生まないために、自分をフォローすると、DJ を楽器奏者だと思っていたわけではない。
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わかった瞬間、階段で足を踏み外したように僕はがっかりした。


(見事に)つづく

僕は、クラブのジャズと、普段、僕が聴いたりプレイしているジャズとは、大変な隔たりがあると感じている。

Posted on 2008年10月22日 | コメント (2) | トラックバック (0)

- 何を今さらという内容だけれども -

意識し始めたのは Coutney Pine が [Modern Day Jazz Stories] というアルバムを出した頃で、今から 13 年ぐらい前だ。まだ結婚する前で、付き合ってた彼女 (=今の妻) がコートニー・パインを好きだったこともあり、当時 2 回も BN Tokyo のライブに行っている。
今々のコートニーのバンドがどうかはわからないけれど、そのバンドは sax,g,p,b,dr というオーソドックスな編成のバンドにスクラッチをする DJ とサンプリングしたサウンドを入れる DJ を加えており、その DJ らは、バンドに対してパーカッションのように音を入れていた。
まだ、ジャズとクラブミュージックをあわせたものというと US3 ぐらいしか知らなかったから、完全にライブ演奏を意識したジャズのバンドスタイルであることにとても驚いた。明らかに融合された新しいサウンドだと思った。
さらに 6 年後、Herbie Hancock が [Future 2 Future] をリリースした。これも新しいサウンドだとは思ったけれど、コートニーが先の [Modren Day~] 以降 [Underground] をリリースして 5 年近く経った後なのでそれほどのインパクトは無かった。
コートニーがイギリス人だった分、クラブ・サウンドについて造詣が早かったんだと思う。

だけれどもハンコックがこのアルバムをリリースしたことにより、クラブ・シーンとジャズ・シーンがだいぶ歩み寄った状況になったと思う。(アマチュアも含め) ジャズの心得のあるミュージシャンが、クラブ・シーンに目をつけるようになり、クラブ側もジャズの生のライブをやるのが珍しくなくなった。

僕もそのうちの一人で、このぐらいの年からクラブ・シーンを具体的に気にするようになり、同時にその状況についてとても疑問を持った。クラブではジャズのパーティがあり、お客さんが入って楽しそうなのに、ジャズ屋にはジャズオヤジがトグロを巻き、閉店も相次いでいる。その差は何だろう。同じジャズなのに景気に大変な差がある。

ジャズの歴史から考えても、ジャズが演奏されるべき場は、コンサート・ホールではなく、また高級な飲食店でもなく、雑多な人間が集まり新しい文化が発生する場だと、僕は考えている。だから、クラブでジャズがもてはやされることは、むしろ好意的に考えていた。
しかし、クラブ・ジャズの実態が全く見えてこない。これがそうだと言われても、実際にその場に立ち会っても、確かにカッコいい音楽で充満しているのに、新しい音楽ではない。当たり前だが、過去にリリースされた聴き覚えのあるジャズ・ミュージシャンの珍しいレコードが鳴っているだけだ。

時間がかかって恐縮だが、ここでようやく勘違いしていたことに気が付いた。

つづく

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左 : Coutney Pine / Modern Day Jazz Stories
右 : Herbie Hancock / Future 2 Future

水木しげる、矢口高雄、80/81

Posted on 2008年06月18日 | コメント (0) | トラックバック (0)

まだ 6 月だが、そろそろ夏休みの計画を決めなきゃならん。ちょうど第 2 週ぐらいになるので、どこに行こうか考えてる。
去年は妻の実家 (新宿区) に 4 泊 5 日し、気温が灼熱のシティライフを楽しんだが、ずっと東京だと何か不十分な感じがしたので、今年の夏は短くてもいいから、どこかに行こうと思う。
たぶん松本の東横インに 1 ~ 2 泊程度とまって、地元の友人と飲むと思うのだが、プラスαを決めておかないとな。

どこの行くのか、そのヒントというところで、なんとなく軽~く気になっているのが、水木しげると矢口高雄。どちらも人物に比べて背景が極めてリアルだけれど、特に気になってるのは、その背景が昔の田舎の景色であること。こういうところ、水がきれいに流れているところに行ってみたいよなと思う。松本周辺だったら、安曇野だろうか。

水木しげるについては、図書館で妖怪事典を借りてきて見ている。
妖怪は神様で、基本、伝承であるけれど、都会に住んでいるとなかなか見られない (幽霊はいるんだと思う) 。
僕が生まれた頃には、すでに妖怪が見られない時代になっていて、それが証拠に僕は生まれてこの方一度も妖怪を見たことが無い。

水木プロダクション : http://www.mizukipro.com/
矢口プロダクション : http://www.sampei33.jp/

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数週間前から集中的にクラシックを聴いてるということを書いたが、最後の週はドヴォルザーク & シベリウス・ウィークで終わりにし、久方ぶりに来月はじめにリハーサルをやることもあって、ようやくジャズを聴き始めた。
今日、ピックアップして聴いたのは、Pat Metheny の "Everyday (I thank you)" という曲。収録アルバムは「80/81」。9 分程度の曲。
昨年マイケルが亡くなって、その追悼の席でメセニーがこれをソロで弾いたという。まだ未視聴だが、youtube にもブレッカーとメセニーがやった映像があるようだ。

この曲と、「Question & Answer」に入ってる "Never Too Far Away" はとても雰囲気が近く、一応、通常のスタンダードと同様、コーラスで割れるのだが、一回のコーラスがとても長い。

通常、スタンダードをやる場合、アドリブ・ソロの頂点がどこになるかというと、概ね "何コーラス目のドコ" というポイントになるけれど、この曲についてはそういうのがなくて、1 つのコーラスの中に頂点になる箇所がすでに設けられている。歌モノのバースのように、曲全体に大きな流れがあって、その流れにソロイストが自由に乗るようになっている。
おそらくこれは、意図的にこういう構成にしたのではなく、自由な発想で作曲したからこうなったんだろうと思うのだけれど、どうだろう。で、オーネット・コールマンからの影響があるんではないかと思う。オーネット・コールマンの曲はシンプルだけれども、曲の作り方の自由さは大変近いと思った。

でも、この曲を今の自分のやってるバンドではやらないと思う。PMG の曲ではないけれども、同じぐらい重量級の曲で、アマチュアがおいそれとやる曲ではなく、また、逆に、この曲を上手くやる腕があったとしても、曲自体の引力がありすぎて、レコードになっているスタイル以外になるまで解体する = 自分のスタイルでやるのが難しいと思う。より自分らしくなるためにジャズみたいな自由度の高い音楽をやっているのに、わざわざ誰かになる必要は全くないんじゃないかと思う。

MOCHAN PRESENS.....

Posted on 2008年04月20日 | コメント (0) | トラックバック (0)

昨年 4 月ぶりの GIG 出演。
場所は例によって千歳烏山 TUBO http://www.geocities.jp/tubo_kuma/

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OIKAWA TRIO
最後にやった、エンリコ・ピエラヌンツィ の曲がすばらしい。サウンドを丁寧に作っているところが特にいいと思う。

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KIYOSHI YODA "KY" BAND
ハンコックのカメレオンと、名前はわからないけど菊地成孔さんの曲をメドレーでやる。仕込みがすばらしい。
このバンドは、こういうイベントでしかプレイしないが、それでも、普通のアマチュアのジャズ・ミュージシャンなら避けることを積極的にやるところがいいと思う。

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TAKE 5
タケゴというべきか、もはや もっちゃんバンドというか、このイベントを企画した竹本さんのバンド。ゲストに峰岸さんと峰岸さんの友達の上智ジャズ研 OB の人が加わる。
星野さんをボーカルにしてから、カラーが増えて、昨年以降、合計 10 回以上のライブをこなしている。僕は千歳烏山では、最もレギュラーなバンドだと思う。

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RODRIGUEZ YAMAGUCHI UNIT
井の頭線沿線にある某大学ジャズ研純正 OB のバンド。僕が出たのはコレ。
以下、セットリスト
 - Soft Winds
 - That's All
 - Day's Wind and Roses
 - Love Letters
2005 年ぐらいに同じようなメンバーでやったのだがそれより上手くできてよかった。
酒バラは途中で A flat に転調するエヴァンス・アレンジの上にけっこう早いテンポなので泣けた。

[memo]
星野さんは、もともとピアノをやってて、そちらでもライブ実績がある人なのだが、ここ数年はずっとボーカルでやってる。歌伴についてちょっと会話をした。

僕は歌伴が得意ではなくむしろ下手なんだが、じゃあできるようになるべきか悩むんだよね、だから歌伴をできるためだけにリハを組むっていうのはボーカルの人としてはどうなんだろう、ということを話したところ、ピアニストの意向とボーカルの意向が合えば、それは充分に OK だとのこと。でも、手島さんは、インストの人なので出来なくてもいいんじゃないかとのコメント。
とはいえ、ジャムなんかでやっぱり歌伴が出来る人を見るとちょっと嫉妬するよね、ということを話すと、星野さんもそう思うことがあったという。

で、ここからがポイントなんだけど、星野さんの場合、確かにインストのジャズも好きであり、過去にハーモニーをキチンと練習したバンドをやってたけど、やっぱりボーカルのほうが自分に合うとのこと。
この話に僕はちょっと感動して、こういうコメントは真面目に音楽に取り組んでいる人のコメントだなと思った。

土日日記 (リハ)

Posted on 2008年03月24日 | コメント (0) | トラックバック (0)

土曜。渋谷のサイトウ・スタジオにて。新曲を 3 曲。

Re: Person I Knew
Playin' in the Yard
Nefertiti

Re: ~ については、一昨年、別のバンドで取り組んで撃沈した曲。撃沈したのでライブではやらなかったけど、そのリハ時は完全に撃沈した。
今回のバンドでは、ちゃんと出来てきている (形状を成している) ので、すごいと思う。

Nefertiti についても、どうやろうか、すぐに撃沈するんじゃないかと思って挑んだが、いきなり方向性が決まったので驚いた。すごいと思う。

まるで自画自賛のようだが、これらは譜面がそれほど難しくない曲だ。
ただし、曲を通すのがけっこうたいへんな曲なので、やる前は、できるのか ? 、できるようになるなら結構練らないとダメだよな、みたいな曲だ。今回は、よく妄想してからリハに挑んだので、イケたんだと思う。

9 月ぐらいにライブやりたいね。

今年最初の音楽活動

Posted on 2008年01月13日 | コメント (0) | トラックバック (0)

今年最初の音楽活動。

マイミクのお一人が映画音楽を作るということで、キーボード・ソロのご依頼をいただいた。

http://jazzresort.org/shinteshima/blog/other/080113fix.zip

16 小節 4 コーラス分

 なんでか知らないけど、自分ではオンタイムに弾いてるつもりなのに、均等に 0.5 ~ 1 拍分、前に記録される。
 ずらしちゃえば問題なくて、ずらせば、ちゃんとオンタイムになる。
 これだけはっきりとずれてると、自分のリズム感が悪いというのが原因ではなく、ソフトや機械側に問題があるというのがちゃんとわかる。自分のリズム感が改善されていることがちょっとわかってうれしかった。
 しかし、タイム感がやはり、若干前よりである。もっとゆったりと弾かないとなと、感じる。

 オルガンは弾きなれてないので、これも難しいと思った。特に左手の入れ方。ピアノのコンピングのように入れると、どうもよろしくない。左手の使い方が根本的に違うようだ。

12/16 の忘年会がとても楽しかったという話

Posted on 2007年12月18日 | コメント (0) | トラックバック (0)

12/16 に、千歳烏山のジャズ屋「ラグタイム」の忘年会があった。
「ラグタイム」はジャズ屋だけどライブ・ハウスではないので、忘年会自体は「TUBO」という、同じ千歳烏山にあるライブ・ハウスを使ってやる。

071218-1.jpg

この忘年会をやるようになって、たぶん、5~6 年だと思うけど、これまでは毎年バンドが複数立ってという形式だった。で、1 バンド 15~20 程度の持ち時間で、ちょうどジャズ・フェスのような感じでやるのが通例だった。自分のリーダー・バンドで、1 回出たことがある。(因みに、去年は nori さんのバンドで出た)

今年は、一応、パーマネントなバンドは出るけど、それは最小にして、そのバンド + ゲストという形式だった。
↓は依田さんのバンド。ファンクをやっており、柴田さん (左側のギターの人) がゲスト。

071218-2.jpg

依田さんはバッパーという印象が強かったので、正直、実際に音を聴くまで懐疑的だったが、このファンクが凄く良かった。忘年会の雰囲気が、本格的にアッチに行ったのは、ここからだと思う。
バックのジェンキンスやグッチィが、比較的ファンクに強いのは知ってたけど、依田さんが上に乗ることで、70 年代の新主流派のミュージシャンが作ったファンクアルバムと、同じようなサウンドが出ていたと思う。こういうのは、あの時代にリアルタイムにジャズを聴いていた人でないと出ないんじゃないかと感心したりした。

ゲストがいるということで、プロも出る場合も。
下は「take 5」(タケゴ) バンドにゲストで泉邦宏さんが入っている。泉さんは "渋さ" の人。

071218-3.jpg

写真では泉さんだけだけど、別のセットでは、ボブ斉藤さんも、ゲストで出たりしている。(界隈ではボブさんは最重要人物)

わけへだてなく本気でやってくれているので、アマチュアとしてはとても嬉しい。だって、すげぇ上手い人とやってるんだもの。すげぇ上手い人がアマだったら凹むけど、プロだったら、とにかく楽しくってたまらないよね。例えば、上の写真で言えば、左側のギタリストはロドさんと言って、僕の大学のジャズ研の先輩で当然アマなんだけど、この人のプレイに泉さんが絡んだり、その逆の状態になったり。

僕の知る限りの他のライブ・ハウスのセッションだと、プロが出るような状況になったら、みんなそれを聴くだけで煽ったりしない。バックを任されたアマは失礼が無いようにプレイするだけだ。なかには果敢にプレイするプレイヤーもいるけれど、本当に演奏を楽しんだ状態まで行くのはなかなか難しい。

ジャズは、アマでもお金をもらってライブをやっている人が珍しくないので、アマとプロの境界線がとてもグレーだけど、かといって演奏内容はアマとプロでは格段に違う。格段に違う状況でも自分のプレイをし、また、プレイさせてくれることが、この千歳烏山界隈のジャズ屋ではよくある。この点が僕がこの辺りで音楽をやり続けたいと思う大きな理由だ。

で、今年の僕だが、バンド形体での出演ではなかったので、最初から飛ばして飲めて、とても楽しかった。(一応、1 曲 + α だけプレイしたけど)
ここ数ヶ月、仕事に完全に精力を抜かれてて、万全ではなかったのが残念だけれど (翌日仕事だったし)、見事、忘年会を楽しめたと思う。
来年は、どういう年になるのかな。もう少し自分の時間が欲しいと思う。

DTM が出来てしまう

Posted on 2007年11月18日 | コメント (0) | トラックバック (0)

先週の日曜に友人結婚パーティーにて弾いた話を書いたが、それにあたっての練習の際、愛用のデジタル・ピアノ (FP-8) の調子が悪いことに気がついた。前から気になっていたのだがヘッドホン用の端子の左チャンネルの音量がとても小さいのである。

マニュアルやインターネット上の情報をいろいろ調べてみたところ、機材に左右のバランス調整機能は無く、ヘッドホン回路部分のアンプが死んできているようであることがわかってきた。
(ヘッドホンではないが、スピーカーに関して "オペアンプ5532D" という部品を交換している do it yourself なブログがあった。同様の事象と思われる)

そこで、夏のボ以来使わずにいたお小遣いが少々溜まってきたこともあり、思い切って音源を買うことにした。いろいろカタログを見てたら、Roland の SD-20 がいいと思うようになった。デジタル・ピアノ本体 FP-8 が Roland なので SD-20 なら親和性がいいと思ったのである。そして新品でも \34,400 なのでお小遣い制の僕のお財布にも優しいのである。
早速、昨日、秋葉原ソフマップで購入。\25,800 (中古)。安!。

帰宅後、いろいろ弄ってみたが、以下○と×。

○ DTM ソフトが付いてくる。この日記のタイトルのとおり、DTM ができてしまうようになったのである。これまで、バンド離婚を避けるため DTM に手をつけるのを避けていただが、DTM が出来ちゃう環境が整ってしまった。

× 僕が欲しかったのは DTM 用音源ではないことがわかった。ステージでガッツリ使える音源の方が良かったようだ。SD-20 の音源は今から 5 年前の機材とはいえ、クリアで良いのだけれど、何かが違うようである。音出すのに PC 必須だし。
サウンドがあんまりステレオ感が無いのも不満である。\25,800 でよかった。

今回、初めて電子楽器の機材を本気で探してみたが、ソフマップの midi フロアがなかなか楽しいことがわかった。僕はヤフオクをやっていないので (ヒマが無い) こういう機材を中古で購入するとしたら店舗ぐらいなのである。やっぱり現物も見たいし。
秋葉原には PC 関連のことで行くことがほとんどで、ついでに行くとしたら TOPGUN (http://www.top-gun.jp/) ぐらいしか行くところがなかったのだけれど、ソフマップの midi フロアはまた行こうと思う。次回はステージ用機材だろう。それに来月はボが出る。

因みに、僕は DTM も含め電子楽器はものすごく疎い。たぶんまともなデジタル楽器は今回が初めてだと思う。
さらに、買ったからといって特に何か作曲しようというのは無い。やるとしたら昔ながらの弦四とか木五とか、あわよくば 2 管編成ぐらいのオーケストラ作品を作ってみたいとは思うけど、今、ちゃんと考えがまとまっていない状態で作ったってロクなものができるわけないと思うのである。

なので、僕はこの音源でブルースを練習する目的である。ちゃんと左右から音が出る機材として。

soul intro

Posted on 2007年09月26日 | コメント (0) | トラックバック (0)

前日に悪夢のような障害があり、帰宅が日付が変わってからだったのだが、今朝、むしょうにジャコのインヴィテーション (アルバム) が聴きたくなった。
このアルバムが twins の抜粋なのはひとまずおいておいて、私はチキンのソウルイントロがやりたい。いや、やらなくてもいいからコードをとりたい。ヒマがあればぜひ。

久しぶりのバンドのリハ (9/22)

Posted on 2007年09月23日 | コメント (0) | トラックバック (0)

先月ぐらいから始めた新しいバンドのリハ。場所は渋谷のサイトウスタジオ。ここはすべての部屋にピアノがあって使いやすいと思う。ウッド・ベースがあるのもいい。

ライブなども想定しているバンドなのだが、何をやろうかまだ具体的には決まっていないため、この日にプレイした曲は、Estate, The Blessing, Broadway Blues という選曲。
オーネットの曲が 2 曲もあるでしょう。こういう選曲は今までに一緒にやったメンバーだとなかなか難しかったと思う。

Estate は、プレイするほど面白みを感じた。また、スピードを殺さないことがポイントだと思った。
アドリブもバンドでやってみると案外とりやすい。

The Blessing はこの正反対。調号は G Major となっているが F#minor <--> B7 が続くので実は E Major で G major は最終的な転調である。改めてキーが # 系の曲に弱いと思う。それだけにやりがいがある。オーネットの凄さを感じた。

Broadway Blues は曲はシンプルなのに、拍がシンプルでない。途中に入る 6/4 がたまらん。曲自体がかっこよいので挑戦しがいがあり、大の男が 4 人で集まってやる曲だと思うが、かっこよくできるまでのハードルが異様に高いような気がする。つまり楽には進められないということ。

この日はとても楽しかった。日々仕事漬けだったところで、完全に別のことやったから。またリハ後に天狗で飲んだのだが、みんないいリスナーであることを感じた。いいプレイをするにはいいリスナーであることが必須だと思うけど、それができている人が集まっていると思う。先が楽しみである。

やってみたいけど、やるのに壁がある曲

Posted on 2007年09月20日 | コメント (0) | トラックバック (0)

ほぼ備忘録

・Compared to what
Les McCann が Eddie Harris とモントルーでやった曲。有名なライブ盤 "Swiss Movement" でやっている。

・Lady Day & John Coltrane
Gil Scott-Heron が "Peace Of Man" でやっている曲。coutney pine もカバーしている。

どちらも男性の強力なボーカルが必要という大きな壁がある。
やりたいけど、今すぐにという感じではない。
バタヤンとやる機会があればその機会に、という感じか。

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