水木しげる、矢口高雄、80/81
Posted on 2008年06月18日 | コメント (0) | トラックバック (0)
まだ 6 月だが、そろそろ夏休みの計画を決めなきゃならん。ちょうど第 2 週ぐらいになるので、どこに行こうか考えてる。
去年は妻の実家 (新宿区) に 4 泊 5 日し、気温が灼熱のシティライフを楽しんだが、ずっと東京だと何か不十分な感じがしたので、今年の夏は短くてもいいから、どこかに行こうと思う。
たぶん松本の東横インに 1 ~ 2 泊程度とまって、地元の友人と飲むと思うのだが、プラスαを決めておかないとな。
どこの行くのか、そのヒントというところで、なんとなく軽~く気になっているのが、水木しげると矢口高雄。どちらも人物に比べて背景が極めてリアルだけれど、特に気になってるのは、その背景が昔の田舎の景色であること。こういうところ、水がきれいに流れているところに行ってみたいよなと思う。松本周辺だったら、安曇野だろうか。
水木しげるについては、図書館で妖怪事典を借りてきて見ている。
妖怪は神様で、基本、伝承であるけれど、都会に住んでいるとなかなか見られない (幽霊はいるんだと思う) 。
僕が生まれた頃には、すでに妖怪が見られない時代になっていて、それが証拠に僕は生まれてこの方一度も妖怪を見たことが無い。
水木プロダクション : http://www.mizukipro.com/
矢口プロダクション : http://www.sampei33.jp/
数週間前から集中的にクラシックを聴いてるということを書いたが、最後の週はドヴォルザーク & シベリウス・ウィークで終わりにし、久方ぶりに来月はじめにリハーサルをやることもあって、ようやくジャズを聴き始めた。
今日、ピックアップして聴いたのは、Pat Metheny の "Everyday (I thank you)" という曲。収録アルバムは「80/81」。9 分程度の曲。
昨年マイケルが亡くなって、その追悼の席でメセニーがこれをソロで弾いたという。まだ未視聴だが、youtube にもブレッカーとメセニーがやった映像があるようだ。
この曲と、「Question & Answer」に入ってる "Never Too Far Away" はとても雰囲気が近く、一応、通常のスタンダードと同様、コーラスで割れるのだが、一回のコーラスがとても長い。
通常、スタンダードをやる場合、アドリブ・ソロの頂点がどこになるかというと、概ね "何コーラス目のドコ" というポイントになるけれど、この曲についてはそういうのがなくて、1 つのコーラスの中に頂点になる箇所がすでに設けられている。歌モノのバースのように、曲全体に大きな流れがあって、その流れにソロイストが自由に乗るようになっている。
おそらくこれは、意図的にこういう構成にしたのではなく、自由な発想で作曲したからこうなったんだろうと思うのだけれど、どうだろう。で、オーネット・コールマンからの影響があるんではないかと思う。オーネット・コールマンの曲はシンプルだけれども、曲の作り方の自由さは大変近いと思った。
でも、この曲を今の自分のやってるバンドではやらないと思う。PMG の曲ではないけれども、同じぐらい重量級の曲で、アマチュアがおいそれとやる曲ではなく、また、逆に、この曲を上手くやる腕があったとしても、曲自体の引力がありすぎて、レコードになっているスタイル以外になるまで解体する = 自分のスタイルでやるのが難しいと思う。より自分らしくなるためにジャズみたいな自由度の高い音楽をやっているのに、わざわざ誰かになる必要は全くないんじゃないかと思う。
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