西海岸に振れてみる

Posted on 2009年11月11日 | コメント (0) | トラックバック (0)

突然、海外旅行に行きたくなりました。
いや、前から行きたいのですが、職場の構造上、長期休暇をとるのが難しくなかなか実現できていません。
ていうか、僕の海外経験は新婚旅行のタイしかありません。

先週末に風邪をひいて自宅でじっとしてたわけですが、薬が効いて寝てる時間もありましたが、もっぱらアームチェア・トラヴェリングをしてました。今ならラップトップ・トラヴェル。いや、ラップトップ PC は持ってませんが。

サンフランシスコ、良いですねぇ。僕はジャズをやってますから、多少なりともアメリカに憧れます。ぶ厚いステーキと山盛りのポテトフライの国。野菜はクレソンとかミニトマトが申し訳程度に乗っているだけでいいです。
サンフランシスコには、「YOSHI'S」という老舗のジャズ屋があって、2007 年にサンフランシスコ店が出来ました。それまではオークランドのちょっと怖いところにあって計画が難しかったです。パット・マルティーノという、いっぺん記憶喪失になった、やたら太い弦を (噂では) 大理石のピックで弾くギタリストのライブ盤がここで録音されてます。途中で 7/8 が入る OLEO が効いてますね。
サンフランシスコには、サンフランシスコ交響楽団 (SFS) というオーケストラがあります。ヘルベルト・ブロムシュテットという日本にも馴染み深いスウェーデン人の指揮者が長いこと音楽監督をやってて、僕はこの人が SFS と録音したブルックナーの 6 番交響曲を愛聴してます。今は、マイケル・ティルソン・トーマス (通称 MTT) という生粋のアメリカ人指揮者がガシガシとマーラーを録音しており、評判が良いようです。
ついでに話を加えますと、かつて小澤征爾さんも音楽監督やってました。特筆したいのはヨーゼフ・クリップスという指揮者が音楽監督をやっていたことです。SFS はアメリカのオーケストラでも特別にヨーロッパ風の響きを出すと評価されていますが、このウィーン生まれの軽妙洒脱なマニアが喜ぶ名指揮者が音楽監督をやっていたのが今だに生きているのではないかと思います。

日曜の昼にはちょっと元気になってきたので、近所の図書館で地球の歩き方の「サンフランシスコ & サンノゼ」を借りてきて、よりガイド付に楽しんでます。
昨日はテンダーロイン地区というのが危険地区なんだなというのを知ったので、ストリート・ビューで安全にプラプラ歩いてみました。なるほど危なっかしい人がウロウロしてたり、寝てますね。
旅行会社の旅行プランを見てるとホテルのグレードで値段が変わりますが、安いホテルはその付近にあるホテルのようでした。なるほどー。あのホテルの道を隔てた反対側かぁ。

ところで、西海岸。
僕は厚木市という神奈川県中部の地方都市に毎日通ってますが、自宅が都内にあるとはいえ、通っている方向が都心向きではないせいか、だんだん東京が抜けてきました。今、僕は神奈川県民、それも横浜とかではなく、クルマのナンバー・プレートで言うと相模ナンバーといっても過言ではないでしょう。イェイ!。
多摩川を渡り、新百合ヶ丘辺りの多摩丘陵を抜けて、町田、相模大野まで来ますと、相模川が作った広い平野が開けます。車窓には雄大な大山と丹沢山地が見えます。富士山が見えるのはもはや普通です。今月初めぐらいから雪をかぶりはじめましたが、アレは本当にきれいです。

こういう景色の中で音楽を聴いてると、ハードな NY スタイルのジャズより、西海岸発生のスムース・ジャズがとても合います。例えば Fourplay 。
その文脈で今朝はマーカス・ミラーの The Sun Dont't Lie を聴いてみましたが、これが景色と合いません。マーカス自身は LA 在住ですが、参加ミュージシャンのほとんどが NY の人だからだと思いました。このアルバムはスムース・ジャズのようなサウンドをしてますが、中身は 80 年代から地続きのバギーパンツが似合うヒップホップだと思います。これで確信しました。

ここは一つ、あえて集中してスムース・ジャズを聴いてみるというのも良いんじゃないかと思いました。長い人生、そういう期間があってもいいかもしれない。昔、ブックオフで馬鹿みたいに安い値段で買ったリッピントンズ・フューチュアリング・ラス・フリーマンとか久しぶりに聴いてみよう。

そういえば、デイヴ・ウェックル・バンドは特に聴いて見たいです。ずいぶん前にどっかのジャズ・フェスでこのバンドが演奏してるのを TV で放送してて、その時は、なんだウェックルじゃんぐらいの気持ちで見てたのですが、あまりのテクニックの凄さにだんだん引き込まれ、最後にはノックアウトされました。テクニックもあそこまで行くと何かの転化します。(特に凄かったのはサックスのブランドン・フィールズ)

ちょっと、そっちの方にパラメータを振ってみようと思います。

======== LIVE INFO ========
[Inexpensive Winos goes ACOUSTIC]
11/28 (sat)
お店 : 千歳烏山 TUBO http://www.geocities.jp/tubo_kuma/
お時間 : open 19:00- / 1st 19:30- / 2nd 21:00-

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