0811 浜松 その5 (浜松市楽器博物館③西洋の楽器)
Posted on 2008年11月28日 | コメント (0) | トラックバック (0)
B1F は西洋とアフリカの楽器です。
ストロー・ヴァイオリン
ボディのかわりにアルミの共鳴盤をつけて音を大きくするというドブロ・ギターみたいな発想のヴァイオリンです。音はドブロのような金属音はしません。サンプル音源を聴かせてもらいましたが、エッジの効いた音がします。
ステッキ・ヴァイオリンとその他コンパクト・ヴァイオリン
ギターでスタインバーガーを初めて見たとき、凄いなぁと思いましたが、楽器をラクに持ち運びたいというのは大昔からの課題だったようです。ヴァイオリンは小さくて軽いですが、さらにスマートにやりたかったんでしょうか。
最近では、MINISTAR っていうのがありますね。
http://www.electroharmonix.co.jp/ministar/index.html
さらにステッキにしちゃうところが粋というか 007 っぽいというか。
ハーディ・ガーディ
楽器のテールにあるハンドルを回し、弦を丸い円盤でこすることにより音を出す楽器です。複数の弦が同時になっているので、通奏音上にメロディが鳴ります。楽器の素性は忘れましたが、ケルト風の音がします。
いよいよ管楽器。
アドルフ・サックス氏謹製の C メロディー・サックス。
すでにお気づきかと思いますが、置いてある楽器が珍しいものばかりです。サックスを展示するだけなら現行品を置くだけで済みますが、そうでない、珍しいもの、貴重なものが展示されていますよね。さすが博物館です。
だってこれだって、C メロですよ、C メロ!。しかもアドルフ・サックス (サックスを発明した人) のものです。左手小指のキーは当然連動ではありません。
ヴァルブ・トロンボーン
ヴァルブ・トロンボーンすら、珍しい楽器ですが、こいつはヴァルブがピストンではなくウィンナ・ヴァルブです。
オフィクレイド
ヘンな管楽器の王様はこいつではないでしょうか。リップ・リードでしかもキーアクション、おまけに低音です。
とはいえ、テューバが普及する前の最低音金管楽器はこれで、ベルリオーズの「幻想交響曲」はこの楽器を想定して作曲されたというのは有名な話です。サンプルの音を聴きましたが、テューバに比べて粗野なサウンドなので墓場・処刑系のシーンにはいいかもしれません。
元吹奏楽出身者としては、キーアクションっでリップリードというと、そうとう音程とるのがムズいだろうな、と思ってしまいます。
[つづく]
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