0811 浜松 その4 (浜松市楽器博物館②アジア&日本)

Posted on 2008年11月26日 | コメント (0) | トラックバック (0)

1F がアジア & 日本の楽器、及び企画展となっています。

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テーグム
韓国の横笛型のエアー・リードの楽器で、音は尺八の音に似ています。
不思議なのは穴の位置。手は妻の手なのですが、大きな手でも幅がありすぎでどうやって抑えるのかわかりません。
歌口の右に白い四角いテープのものが貼ってありますが、ここがブルブルと共鳴することで独特の音色を演出します。

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これもインドネシアのガムラン。材は竹です。壮観ですね。楽器には信号としての意味と、宗教的な意味と、王様の祝祭的な意味とがありますが、これはその 3 番目のものでしょうか。先の青銅のガムランは、ゴーン、ゴーンというどっかの自動車会社社長の名前みたいな音ですが、こちらはガシャガシャという音がします。

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竹ガムランのひとつを裏側から撮ったもの。自分が竹ガムラン奏者になった時、こういう光景が見られるのでしょうか。
なお、このサイズのガムランは 1 台のつき 2 人で演奏するそうです。演奏する際の人的コラボレーションが大変ですね。

続きまして、日本の西洋楽器のビンテージ物のコーナーとなります。僕はピアニストですがマニアではないで特に興味は無かったのですが、ヤマハが本気で大きくなる前の小さなメーカーのアップライト・ピアノが大量に置いてあり、浜松の技術者の創意工夫や製品精度の高さを求める心意気に実に感心します。

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カワイのミニ・ピアノ。かわいいですね。

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実際に体験できる機材もあります。50 年前の足踏み式オルガン。小学校、中学校の頃の合唱コンクールの音がします。っていっても 40 年代以前生まれの人限定ですね。
僕はここで、なんでか F のブルースを弾くわけです。

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ハモンド B-3 とレスリーの回転式スピーカー
これはジャズの鍵盤奏者にはポピュラーな楽器ですね。完動品をたまにみますが、そういえば、この楽器はもう作られていないわけです。
ハモンドのサウンドはジャズでは古から名プレイヤーから演奏されているのに、楽器自体がもう作られていない = 名プレイヤーが生まれにくいというのに、これを見て改めて気が付きました。
ローズが新品の打鍵式のエレピを、昨年の NAMM ショーで展示してましたが、同じようにトーンホイール式の電子オルガンが新品で出ないかなと思ったしだいです。

[つづく]

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