2009 GW 金沢-松本 (8. 割石の高崖)
Posted on 2009年05月05日 | コメント (0) | トラックバック (0)
「高崖」は "たかはな" と読む。
5/1 の昼は、特に観光の目的も無く、ただ金沢から松本まで快適にドライブするだけが目的だったが、もし道中で気づければ見たいと思っていたのが、この割石温泉近くの崖である。
僕が走っている道は国道 41 号といって、名古屋市から富山市を結ぶ一般国道である。途中に高山市があり、古くから日本海側と太平洋側を結ぶ街道として、物資の輸送に使われている。今は東海・北陸自動車道が開通したので以前よりは交通量が減っているだろうが、自動車道ではトレーラーや危険物運送トラックが通行できないという事情があり、まだまだ現役の国道である。
例によって、旅行前にいろいろ調べていたのだが、こういうページがヒットした。
「山さ行がねが : 割石の高崖みち」: http://yamaiga.com/road/wariisi/main.html
このページを見つけたおかげで、旅行前の 2 週間ぐらい、昼休みはこのサイトを見るのに費やしてしまった (とても面白い)。
歴史好きなので、廃道や旧道といった道の歴史について興味を持つようになる。
崖の写真をよく見ると、中ほどに横筋が見える。あれが道である。「山さ行がねが」では実際に歩いているようで、詳しくレポートしている。道幅は 1m ほど、高さは 50m 以上あるように見える。
手前に見える現在の国道 41 号 (= 飛騨街道) は右にグイッと曲がり「二つ屋橋」という橋になって、深い谷を渡る。
橋から崖の道までの見える部分のちょうど 3 倍ぐらい、高さがあると考えて差し支えない。
ガードレールが無い崖上の道。それも古道。
分かりやすく黄色い線を引いてみた。
大正期ぐらいまでは荷物を背に乗せた人や牛が通行したらしい。転落事故も実際にあったようだ。
臨場感あるレポートは「山行が」に譲ることにして、今、楽しく観光目的で走る飛騨街道も、かつては険しい歴史があったんだと思うと、ふと立ち止まりたくなる景色である。観光ガイドにも載っていない。
また、こういう旧道をはっきりを見ることができる道もなかなか少ない。
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