バンコクや台北、シンガポールと違い、市内交通が弱い。バスはあるが初心者には使いにくいと思うので、旅行者は徒歩かタクシーになる。しかし中心市街はそれほど大きくなく、"人は太ったから膝が悪くなるのか膝が悪いから太るのか" と苦悩するような人でなければ、サイゴン川のほとりから戦争証跡博物館まで歩いて行ける。
旅行前に地図をガン見してたら、こりゃあ徒歩でも大丈夫そうだなと思ったので、徒歩で歩き回った。
ホーチミンの中心街全体。こういう形をしています。
枠で囲った個所が最もコアな中心街だと思います。東京の新宿で言うと甲州街道と職安通りに挟まれた東口一帯という感じでしょうか。
■ドンコイ通り (Dong Khoi)
太いのはレロイ通り、グエンフエ通り、ハムギー通りですが、それらは後述しますので、観光客向けメインストリートはドンコイ通り。
サイゴン川のクルーズ船乗り場がある辺りから、市民劇場を経て聖マリア教会、中央郵便局までを真っ直ぐ結んでいます(道はもちろんずっと先まで続いている)。
通り沿いにはマジェスティック・ホテルやシェラトン・ホテル、パークソン・デパートやビンコム・センターがあるのでトイレにも困りません。
サイゴン川から市民劇場までがだいたい10分ぐらい、市民劇場から聖マリア教会までが5〜10分ぐらいでしょうか。
二車線幅がありますが、一部が一方通行です。
旅行ガイドによるとドンコイ通りはホーチミンのシャンゼリゼということになっている。
■レロイ通り (Le Loi)
ドンコイ通り沿いの市民劇場前からベンタイン市場前のロータリーを結びます、ベンタイン市場前のロータリーから先はより東南アジアに慣れた人が泊まる宿が多いデタム通り(De Tham)があります。
道沿いに国営百貨店があるのでここもトイレには困りません。
また人民委員会庁舎もこの通り沿いなので、ベトナムを国家の面から見たら、中心地はこの建物の前のホーチミン像だと思います。
片側三車線あり道路内に街路樹がある太い道です。
レロイ通りとパスター通りの交差点。「Sax n Art」(サクスンアート) というジャズ・クラブが対岸にある。
■ハムギー通り (Ham Nghi)
ベンタイン市場前のロータリーからサイゴン川まで真っ直ぐ伸びる道です。片側三車線あり道路内に街路樹がある太い道です。
旅行中、この通りはあまり歩きませんでしたが、「ニューラン」というイートインができる惣菜・弁当店がこの道沿いにあるので行きました。
ベンタイン市場前のロータリー。「輝ける闇」に出てくる公開処刑の場所はここだろう。
■トンダクタン通り (Ton Duc Thang)
サイゴン川沿いの片側三車線幅がある通りだが街路樹はなく中央分離帯だけがある。幹線道路のようで大型トラックも多く走る。
ホテル・マジェスティックの前のトンダクタン通り。左ハンドルの国なので左折がキツイが、よくもまあ出来るもんだ。
■グエンフエ通り (Nguyen Hue)
サイゴン川から人民委員会庁舎まで真っ直ぐ伸びる道で街を飾るメイン・ストリートという感じ。この道も片側三車線で街路樹があるがハムギー通りやレロイ通りほど交通量は多くない。ホテルや飲食店などドンコイ通りのように比較的利用しやすい店舗が多い。
■ナムキーコイギア通り (Nam Ky Khai Nghia)
太さで言うと片側一車線、一方通行の箇所だと二車線のそれほど太い道ではないが、中心街を通る道。タンソン・ニャット国際空港に行くときはこの道を使う。
ナムキーコイギア通りでタンソンニャット国際空港に向かう
つづく。
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