恐竜博があるように、モーターショーと同じように、旅にも旅博がある。プライベートの名刺に "traveler" と記載しているぐらい僕は旅行好きだが、旅行が嫌いな人はあまりいないと思う。
ずいぶん前にエアライン・テイストのアパレルや雑貨が好きになって、今でも続いているけれど、旅博には行ったことがなかった。いつやってるのかよくわからなかったし、お台場のビッグサイトまで行くのが遠いと感じていたのと、ちょうど定禅寺ジャズ・フェスや横浜ジャズ・プロムナードの頃と重なって忙しい時期だったからだ。
でも今年は定禅寺にも出ないし、9月の始めぐらいに網を張っておけばいいというのをわかってきたので、前売券を買ってまで行くことにした。
ちなみに会場まではクルマで行った。ちょっと道を読めなくて渋滞し時間がかかってしまったが、鉄道を利用したら2人で (安く行っても) 往復1600円かかるから、周辺の駐車場に停めた方がだんぜん安い。
※写真はinstagramからの転載
トルコのブースから会場を見わたす。
フード・コーナーにあったガーナのカレー。カレーはピーナッツ・ペーストのような味がする。焼肉も乗っているが日本人の口に合うようにしてあるようで吉牛みたいな味だった。
旅博は万博や恐竜博と違って対企業向けの展示会でもあるから、表向き2日間だが実際は3日間で初日は招待者向けである。だからブースに商談スペースがあったりするが、来場全体の見た目8割ぐらいは一般入場者のようだ。ステージが2ヶ所あり、ダンスや音楽をやっている。商談会のノリでブースを開いて一般客に困惑するビジネスマンもいれば、グァムのブースのジャンケン大会で遊ぶ休憩時間中のアゼルバイジャンの衣装を来たおねえさんがいたり。
各ブースは企業によるもの (例えば航空会社や旅行会社) もあれば、各国の観光協会によるものもある。どちらかというと後者の方が多い。また国内旅行のブースもあって、各県観光協会のブースも多数あった。静岡市のブースでは桜海老の試食を出してたし、もちろん滋賀県には ひこにゃん もいた。
神奈川県座間市の ざまりん
また、来場者の目当てはブースでねだるともらえるノベルティのようだ。もらうためには一緒にパンフレットをもらったり、アンケートに答えたり、クイズに答える必要がある。ボールペンやシール、クリアホルダーが多い。去年は缶バッヂが多かったようだが、今回は少ししかなかった。
南アフリカのブースでもらったバッグ!。先着50名だったのだが、たまたまブースの前を通りかかった時にアナウンスしていて前から4人目ぐらいでもらった。
つい最近、渋谷の富士屋ワインバーで飲んでいたら南アフリカ・ワインのキャンペーンの同国団体が来て、ジャンケン大会でワイン1本をもらったりしたので、どうも僕は南アフリカと縁があるようだ。こんどダラー・ブランドのマネンバーグをやってみよう。
その他いただいたノベルティの数々。
確かにノベルティもいいけどもらってよかったのは機内誌。シートに座って最初に手にとるあの雑誌を自宅でも楽しめる。左の「オーロラ」はアエロフロート(ロシア)の。右の「HERITAGE」はベトナム航空の。
[○と×]
○・・・チラチラと知らない文化に出会えること。例えばフィリピンのブースでバンブーダンスをやっていたが、バックの音楽があまりアジアでなかった。地域性や歴史がそうさせているのだと思うが、こういうのは行かないと出会えないだろう。
また、空港の検疫についてのブースもあり、沖縄から紅イモを本土に持ち込めないとか、欧州からの加工肉も NG だとか、いつ役立つかわからないけれど、知らなかったこともあり。
×・・・僕もノベルティ目当てで遊びに行ったけれど、がめつい人が目立つ。先の南アフリカのバッグも家族3人で来てて1人1個でもらう人がいたり (ウチは2人で1個と遠慮した)。おそらく海外旅行がご趣味なのだと思うが、同じノリで海外でふるまっているのだったら、ちょっと心配。海外行けるぐらいの時間とお金があるのならもっとスマートにしてほしい。
もっと困るのが、飛行機ヲタクのおじさんたち。大きいリュック、大きい荷物で、周りのお客さんを突き飛ばして歩く人が多数。おそらく当人は気づいていないだろうが、自分はそうならないようにしたい。
[メモ]
・ウチからクルマで行く時は環七から平和島→城南島経由で海底トンネルをうまく使って行く方が渋滞が少なく速いかも。帰りはこのルートで半分の時間で帰れたし。
・ついボールペンやクリアホルダーみたいな具体的なモノをたくさんもらってしまったが、その国や県を紹介するパンフレットが面白いので自宅でも楽しめる。機内誌も同様。そういう方がブースのオーナーとしても良いのではないかと思う。例えば、今までサイパンに興味が無かったけど、地図を眺めていたら行ってみたくなった。戦争遺構で何かを感じた後、砂浜を眺めて平和に感謝する旅にしたい。
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