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千歳烏山「RAGTIME」にて (2009/01/23)

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プロフィールの見直し(好きなミュージシャン)

2012/09/10 20:28

フェイスブックやツィッター、mixiのアカウントを整理しているのですが、このウェブサイトも整理をしてみました。
自分のライブ履歴はそのつど更新していますが (なんてったって数が少ないから、少しでも増やさないと)、プロフィールのページを久しぶりに見直してみました。あまり変わっていないですが、ちょっと情報が少ないなとも思います。

ジャム・セッションといったミュージシャン同士の出会いの場では、社交辞令のように「好きなミュージシャンは誰?」という質問が飛びます。この質問は実に微妙ですが、まさか「オレ」と答えるのもヘンなので、少しは書いておいたほうがいいですよね。

最も好きな、というか、影響を受けたのはキース・ジャレットです。
学生の頃に聴きまくったのでフレージングやコンピングのタイミングが似てるかもしれないですが (似ていると言われたこともある)、最も影響を受けたのは音楽へのアプローチの方法です。もちろんキースのように弾けないですけど、キースのことを本当に尊敬しているのであれば、キースのように弾ける必要は全く無いです。あの本を読めばわかります。

たいがいは会話がここで途切れて、ああキースが好きなのねで終わってしまいますので、2 人目としてレス・マッキャンの名前を出します。でも、レスの名前はさらにマイナーなのでこれも不発におわります。70 年代初めのブラック・ミュージック界の裏側で面白いことをやってる人で、What's Goin' On をオリジナルがリリースされた 1 年以内にカバーしたり、ロバータ・フラックを見出したり、テキサスから西海岸に出てきたばかりのジャズ・クルセイダーズをサポートしたり、当時出たてのムーグやローズやクラヴィネットを使って多重録音のアルバムをリリースしたりとかなりカッコイイのですが、ジャズ・ファンには「ああ、エディ・ハリスとのモントレーのライブ盤が有名な人」ぐらいでかなりムリがあります。10 年ぐらい前のクラブ・シーンではよく音源を使われていたそうですが、クラブ・ジャズについては僕は見解が微妙なのでよく知りません。
でも、ひとこと言わせてもらうと、経歴よりもサウンドがとにかくカッコイイ。ルー・ロウズのバックで弾いているアルバムもカッコイイですが、'Layers' という数年前は中古で 5 桁円だったアルバムが、今は iTunes で数百円ですのでぜひ聴いてみて下さい。1 曲目のエレピのサウンドでノックアウト。A 面最後にあたる Soaring (at Down) のユラユラ感は、あ、もう。

この辺りになるとどうしようもないので、ウィントン・ケリーとかハービー・ハンコックの名前を出してようやく落ち着きますが、ある日、ノッてたのでジョー・サンプルの名前を出したところ、「フレーズのキレがいいのが好きなのね」という人が現れ、正解!と思いました。だから管楽器が好きなんだと逆に思ったしだいです。

ここ数ヶ月、こちらのサイトを更新していない間に気がついたのは、
  クラシックは趣味
  R&Bは萌え
  ロックは憧れ
  ジャズはToDo
ということでした。
次回から、好きなミュージシャンの名前を挙げる時は、アントン・ブルックナーとジェリー・ガルシアとロッド・テンパートンの名前を出そうと思います。



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