ある感情を表現した音楽の波形と、ある感情を持った際に生じる脳波の波形が類似してたりしないかな。例えば喜びを表現した音楽の波形と、喜びを感じた時の脳波が似てる、とか。でも脳波の事も音の波形のことも全く調べて無いので、想像の域。
なぜ、こういうことを考えたのかというと、音楽の価値や役割の一つに「言葉で表せないものを表現する」というのがあるから。
音楽について語ることはしばしばあるけれど、核心についてはなかなか言葉で表現できない。例えば、ある音楽を聴いて、悲しい気分になったり、楽しい気分になるけど、その理由については表現が難しい。
「今、僕は悲しい」とか「今、僕は楽しい」といったことをストレートに書けば、それを読んだ人は「ああ、この人は悲しいのだな」とか「楽しいんだね」ということがわかる。でも音楽では、それらのコミュニケーションのやりとりをしているはずなのに、具体的ではない。やり取りしているのは、(視覚的に想像するなら) 暗黒世界的な、異次元かもしれない状態での通信だ。でも、伝わっている。
もし、仮に類似しているということが証明できれば、演奏する側も聴く側も、自信がもてるような気がする。
また、類似していないことがわかったとしても、演奏する側が、伝えたいことを表現するために様々な工夫をやり続けるという、音楽行動の原理は変わらない。
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想像は膨らむもので、商業的な音楽が、深い鑑賞に耐えられない音楽なのは、作る側がビジネス脳波で作ってるからなのかなと思ったり。だから逆に、会社に行く時にそういう音楽を聴くと思考の切替がうまく行ったりするのかなと思ったり。
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