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【ライブのお知らせ】
5/26 (sun) 19:00-
経堂・音楽酒場「PICK」
http://members3.jcom.home.ne.jp/pick/
ご近所ベーシスト、安田氏のバンドでのライブです。スタンダードを中心に1曲だけバンドのオリジナル曲も。フライヤーはこちら。
山梨県甲州市、旧勝沼町のあたりは、国内有数の葡萄の産地であり、ワインの産地でもある。東京からも近いので日帰り等で訪れたこと、通り過ぎたことがある方も多いと思う。
日本のワインというとあまり評価が高くないのか、ワインの本を立ち読みしてもあまり取り上げられているように見えない。僕はワインに詳しくはないが、洋食に無理やり日本酒を合わせることはせず、それでもビールだけでは食中酒として物足りないと感じており、近所のスーパーで最安値のワインを買ってきて飲む。チリ産のワインは安くて美味いと思うし、個人的には赤ワインについてはメルローで作ったどっしりとしたワインが好きで、ドイツワインの甘いのも好きである。近所のスタンディング・バーでリースリングがあれば躊躇なく頼む。
ならばと思い、同じスーパーに並んでいる大手酒造の国産ワインを買って飲んだことはある。しかしそれよりも安い輸入ワインにかなうものに出会ったことがない。ちなみに僕が行くスーパーは激安なので輸入ワインですら一本400円しないワインである。
しかし、日本のワインで気になることがあり、どうしてもそれがなぜなのか知りたいことがあった。何の本で読んだのか、旅行ガイドなのかネットの情報なのか、勝沼ではワインは750ml瓶ではなく一升瓶で売られており、地元の人はそれを茶碗で飲むという。また、秋までに収穫された葡萄はワインとして醸されたあと、ボージョレ・ヌーボーのように若いまま新酒としてリリースされ、秋の収穫の喜びとして飲まれるという。その際の肴は同じように収穫の喜びとしての地物の野菜であり、漬物であるという。
漬物でワイン?
芸能人が出てくる温泉番組での和風ディナーでみられるワインと和食の組み合わせは正直うさんくさいが、ボロボロに土汚れをしたキャップをかぶった農家さんが漬物を肴に飲むワインにはとてもヤラセの雰囲気は感じられない。むしろこれについてはNHKの新日本風土記みたいな番組で見たことがある。スローフードが注目され、Inexpensive Winosというアマチュア・バンドのメンバーがリハ後の反省会でほぼ毎回ワインを空ける時代、八王子から峠2つ越えた先で、そんな面白そうな食文化が、こっそりと昔から続いているのである。これは行かねばなるまい。いったい何事なのかを知らねばなるまい。。。。。と思ったのがだいたい3年ぐらい前。
4/27に一泊、「川口園」という宿に泊まった。
(つづく)
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