jazzresort.org

shin teshima's official website

千歳烏山「RAGTIME」にて (2009/01/23)

home profile oldlogs rss2.0


千歳船橋・レトロ グルメ クルーズ

2011/09/25 21:47

7,8,9 月と職場が節電体制で木金休みになった。せっかくなのでお昼を外食にして、子供の頃からあるのに一度も行ったコトが無い地元のお店をめぐってみた。
この街に住んで、自分の年齢分の時間が経ったけど、それでも行ったコトが無いというのが良くないような気がする。ごめんなさい。

小田急線の千歳船橋駅には、南側と北側にそれぞれ商店街がある。ホームページもあるよ。
南側 : 「参商会」http://www.sanshokai.com/
北側 : 「千歳船橋商店街」http://www.chitofuna.net/


「七面鳥」さん

このお店は本当に僕がものごころ着く前からある。写真では見えないけれど "営業中" の札にペプシのマークが付いているのがずっと印象的だった。子供にとってコカではないコーラは謎な存在だったんだ。


排骨湯麺 (いわゆるパーコーメン)

調べてから行ったのだけれど、ひそかに大江健三郎ファンが集うお店らしい。
成城学園前にある「成城飯店」というお店ののれん分けで、その「成城飯店」では大江健三郎さんが息子の光さんと排骨湯麺+ペプシという食事をしに来ていたらしい。だけれども、今は「成城飯店」に排骨湯麺が無いので「七面鳥」までファンは足をのばすという。


「珈琲ハウス ブレンド」さん

確かに子供の頃からある、と思ったら伝票に創業 1971 年と書いてあった。


いただいたのはナポリタンのセット。コーヒーが付く。
コーヒーがたいへん美味しかった。僕はコーヒー酔いをするタイプなので普段飲まないのだけれど、喫茶店できちんと淹れてもらったコーヒーって、こんなに美味しいのかと思った。
豆にも 40 年分のこだわりがあるらしい。


通りに面した、いい席。
日記のタイトルに "レトロ" と付けたのはこのお店で過ごした時間から。創業 1971 年からの変わらない内装で、常連の方が入ってきては、コーヒーを注文し、一服し、雑誌を読んで、マスターと一言二言、話をして帰る。間違いなく僕は 70~80 年代と同じ時間を過ごしていたと思う。

行ったコトが無いと言いながら、そういえば一回だけ行ったコトがあるのを思い出した。大学の先輩に自宅を強襲された時、先輩から呼び出し電話があったのがこのお店だったんだ。まだ携帯電話が普及する前だから、喫茶店から電話をかけるのは当時の慣わしである。


「代一元」さん

北側の商店街の奥にある。でも駅徒歩 3 分程度。


タンメン。
後で調べてみたところ「代一元」という屋号はのれん分けの屋号で、ルーツは笹塚にある「代一元」のようである。東京ラーメンの系譜に代一元系というのがあるらしい。だからベーシックなラーメンにしたら、もっと味がわかったのかも。

地元の人が普通に食事をする中華料理屋さん。例えば買い物帰りのおばさんが、中華丼を食べていたりする。


「豚カツと手作りソーセージ とんとん」さん

もしかしたら、僕が生まれてからの開店かもしれないが、改装しているのかもしれない。


とんとん定食。
ロースカツ定食に一品ついてくる。一口コロッケだった (舌に記憶が残るほど、コレが美味しかった)。
トンカツ屋さんなわけだけど、手作りソーセージもウリなようで、ワインやビールがよく冷えたケースがある。いつか飲りたい。


「新華」さん

千歳通り沿いにある。カウンターのみの中華料理店。


玉子チャーハン。卵の扱いが上手いと感じる一品だが、店主にそういうコトを行ったらニヤリとされるか、いやいやと謙遜されるかのどちらかだろう。

お店にテレビがあるのだが、こういうお店なのについておらず、故障かなと思っていたら、常連のお客さんの会話でわかった。
A「あれ?テレビは?」
B「ほら、地デジの件で」
C「サッカーがねぇ、見られなくなったのよ。見たいのに」
A「ケータイで見られるよ。ほら。」
C「ケータイで見られるの?。私のも見られるのかな」
A「今のケータイ、たいがいは見られるよ」
C「AU ショップ行けばいいのかな。」
A「わかんないけど、みられるんじゃない」
C「そうか、AUショップに行って見られるようにしてもらえばいいんだ」


「中華定食の ひろや」さん

僕が地元店で飲食したくなったきっかけのお店である。
「もやもやさまぁ〜ず 2」で、例の 2 人と大江アナが千歳船橋に来たことがあり、ここで昼食にしている。確かにメニューも豊富だし、実にもやもやとしている。


チキンソテー定食。
サラダ油でモモを焼いて、醤油味である。ポテトサラダも付いている。

レトロ グルメ クルーズ中、多くのお店をめぐるために、なるべく同じ店には行かないようにしていたのだが、「ひろや」さんは再訪してしまった。初回は、もやさま で「焼肉定食 (エバラ焼肉のたれ使用)」というのがどうにも印象に残っており、その焼肉定食を食べてしまったのだが、それではいけないとオリジナル・メニューをと再訪したしだいである。
なお、いろいろと "盛り" がいいお店だった。


"子供の頃からあるのに" という条件付だったので図らずともレトロになったが、こういうお店はどこの商店街にもあると思うので、マネをおすすめしたい。今迄、マックとか松屋とか、なんとなく行きやすいお店に行ってしまう (安いしね) ことが多かったけれど、また、僕の街にも新し目で美味しそうなお店が増えたけれど、今回行ったお店は、長い間、地元民に親しまれているお店なので、何かしら理由があるのだと思う。そういうお店を知らない術は無いのではないかと、思う。
どのお店も猛烈に人がいっぱいということは無かったが、最初から最後まで僕一人ということも無かった。誰かしら入店して挨拶をし「そうだね、冷やし中華」とか言って、食べて帰る。リアルなスローが染み出ている。

因みに、最も美味しかったのは「七面鳥」さんのパーコーメン。個人的な好みではあるけれど、いわゆる流行のラーメン屋とは違う、でもスタンダードな東京ラーメンに、カラリと揚がったパーコーは、食べて良かったと思う有意義な昼食だった。

食べログには載せない。ではまた。



<< prev




oldsite(-2007/09/03) oldblog(2007/09/03-2010)

Copyright © 2007-2072 shinichiro teshima, All Rights Reserved.