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千歳烏山「RAGTIME」にて (2009/01/23)

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本部組織はお上、マネージャーは役人、現場はストリート。

2010/12/11 09:00

本部の人はいつまでたっても本部の人、現場の人はいつまでたっても現場なのは何かなと、よく考えるのだが、突然、
 現場はストリート
という、あったりまえなフレーズが頭をよぎった。なるほど、現場はストリートだ。

離職率について考える時、モチベーションの低下について論じられるけど、会社に対するモチベーションと仕事に対するモチベーションを別で考えた方がいいと思った。同じ仕事を今の会社より良い条件でやれるなら会社を変えた方がいい。
また、離職防止のアクションとしてよく言われるのが職場内コミュニケーションだというけれど、確かにその通りだが、会社に対するモチベーションが低い人どうしでコミュニケーションをとっても、なんの解決にもならない。会社に対するモチベーションが高い人が、低い人とコミュニケーションをとることにより、アウフヘーベンできるのにと思う。

それにもかかわらず、会社や部署の目標として離職防止を挙げていても、その施策を現場にまかせっきりにしていないだろうか。
業務内容が近い人間が多数集まる現場の場合なら、一種の村社会となり良くも悪くも組織化できるが、業務タイプがバラバラな場合は、そこは村ではなくストリートだ。悪いヤツなら壁に落書きもするだろう。身だしなみも乱れるだろうな。
ストリートで自己表現するには手段を選ばず目立つことだ。そうでなければ、徹底的に隠れることが、身を守る手段になるだろう。しかし村社会では前者はつまはじきにされ、後者は密告される。ストリートでは、そういう人もいるよねで済まされる。

どっちがクールかどうかという話では無い。スタイルの違いだ。村社会はお祭りをやれば結束が深まるが、ストリートの結束ってどうすれば深まると思う?。さしあたり、そのストリートに誇りを持つことかなと思ったんだけど、そうするとお上との連携へは作用しない。要求するのなら例えば賃金とか環境の向上とかなんだろうけど、そんなの事例の羅列にしかならない。ごめん、根が深くて結論が出ない。NY の犯罪撲滅プロジェクトなんかまで思い出す。



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